「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」の施設や利用法・アクセスを紹介!
野菜の収穫体験やマルシェ、野菜たっぷりメニューが楽しめる「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」が、5月29日にオープンしました。事前に開催された内覧会に参加して、魅力たっぷりのファームを体験してきたので紹介します。
新宿から車で約90分
埼玉県深谷市にオープンする「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」。関越自動車道の花園ICを降りて4分ほどです。新宿駅からはバスで約1時間半で到着しました。
電車の場合は、秩父鉄道のふかや花園駅から徒歩5分です。
以前は農地だったという広大な敷地には、この秋開業予定の「ふかや花園プレミアム・アウトレット」も建設中です。
野菜の魅力が体験できる複合施設
キユーピーのグループ会社「旬彩デリ」で、サラダやお惣菜を作る仕事を担当していた松村佳代さん。常々「野菜の魅力を知ってもらいたい!」「もっと野菜を食べてほしい!」と考えていた松村さんは、畑の中やすぐそばに、レストランの入った複合施設を作りたいと、キューピーの新規事業プラン公募制度に応募。見事企画が採用され、その後さまざまな人たちの協力もあり、10年かけて完成したのが「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」です。
野菜が好きな人はもちろん、野菜はお肉の付け合わせくらいにしか考えてない人、野菜嫌いな人も、ここに来たら野菜の魅力にはまってしまいますよ!
狙ったのかどうかわかりませんが、あえて肉の日(29日)にオープンした、野菜の魅力満載の施設は、収穫体験ができる「体験農園」、食べ頃や食べ方がわかる「マルシェ」、旬の恵みをおいしく調理し食べると幸せになれる「レストラン」、触って食べて五感で学べる「野菜教室」(準備中)があります。
365日旬の野菜を収穫できる「体験農園」
「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」に入り、最初に目に入るのが青々とした葉が茂った0.6ヘクタールの畑。上空にはひばりがさえずりながら飛んでいます。ここでは365日いつでも収穫できるよう、時期をずらして野菜を栽培しています
ただ収穫するだけでなく、畑や野菜についていろいろお話を聞くことができ、野菜への愛おしさが深まったところで体験開始。
この日は、カラフルジャガイモとスイスチャード、ケールが収穫時期となっていました。
収穫したのはカラフルジャガイモ。畑には15種類のジャガイモが畝ごとに植えられていて、それぞれの花の色も違います。みんなで手分けして掘り起こすと、赤、黒、黄色、それぞれの畝ごとにカラフルなジャガイモが収穫されました。
いろんな色のジャガイモを、みんなでシェアしてお土産に。ただ、持ち帰るだけではなく、おいしい食べ方も教えてもらえます。
収穫体験は平日2回、土日祝は4回行われて、それぞれ75分です。費用はその時によって変わりますが、1,500円~2,000円。予約制ではなく、当日申し込みとで、収穫した野菜を3種類ほど持ち帰れることができます。
食べ頃や食べ方がわかる「マルシェ」
深谷市や近隣の農家から仕入れた新鮮な旬の野菜が並ぶ「マルシェ」。ガラスに囲まれた一角では、野菜をおいしくするための前処理の様子を見ることができます。
野菜は鮮度を保つために、葱は立てて、ジャガイモは薄暗い箱の中へと、栽培されていた時と同じ状態で陳列されています。
また、「Today's sarada mix」は、野菜やハーブがかわいくラッピングされ、お皿にもりつけるだけでおいしいサラダが完成!
販売スタッフには野菜ソムリエの資格を持つ人もいるので、ただ購入するだけじゃなく、一番おいしい食べ方や、無駄なく使い切る方法も教えてもらえます。これは嬉しい!冷蔵庫の野菜室で干からびた野菜を見ることがなくなります。
野菜を使用したフィナンシェや、ドレッシング、調味料など、加工品も置いてあります。
出かけたときは営業していませんでしたが、旬の野菜や果物を使用したソフトクリームがテイクアウトで楽しめるそうです。
旬の恵みに出会える「レストラン」
これだけおいしい野菜を目のあたりして、食べずに帰るわけにはいきませんよね。レストランでは深谷の野菜を中心に、旬の素材を使用したお料理がいただけます。
レストランの監修は、野菜の持ち味を十二分に生かした調理法に定評のある音羽和紀シェフと音羽創シェフ。
メニューはその季節の野菜によって変わるので、グランドメニューはありませんが、そのとき一番おいしい野菜がいただけます。その日のメニューは公式インスタグラムで確認できます。
この日、試食してきたメニューをご紹介。オープンしてしばらくは、こちらのメニューがいただけます。
シェフズサラダ
旬の野菜がたっぷり盛り付けられたサラダなのですが、驚きがいっぱい!キャベツの外側の部分、多分家で使う時は捨てちゃうような葉の部分を、香ばしく焼いて丸めているんです。生とも茹でたキャベツとも違う、口の中に甘さと香ばしさが広がる、今まで食べたことのないキャベツ!多分、キャベツも普段食べているのと違うのだと思います。外側の葉はこんなやわらかくない。
間引いた野菜も無駄にしないので、とってもかわいい蕪も発見。葱坊主のフライもありました!
イチゴの甘さにはビックリ!生ハムと一緒に食べると、甘さと塩味のハーモニーにうっとり。
なにを食べても「おいしい!」の連発で、まるでオウムになったかのよう(笑)。
エッグベーコンサンド
エアリーなスクランブルエッグは、口の中で蕩け、卵のおいしさとほんのりとした蜂蜜の甘さを幻のように残していきます。サンドイッチなのに、この繊細な味は何?
パンの表面サクッ、中はふんわり、だけどしっとりとした食感も、フィリングを引き立てます。
オープンサンド
ヤシオマスとアボカド、ハーブを乗せた魚のオーブンサンドと、伊達鶏の照り焼きにスクランブルエッグを乗せたお肉のオーブンサンド。たっぷりの野菜と一緒に、スープもセットになっています。
野菜がおいしいので、お肉や魚がつけあわせに感じてしまいます。
伊達鶏のファームカレー
カレー専門店のカレーをはるかに凌駕しています
複雑なコクと旨味。辛さはそれほどでもないのですが、野菜や果物から出る旨味がギュッと凝縮されている感じ。濃い。だからといって、しつこいわけではなく、むしろ後味はさっぱりなのは、野菜がメインだからでしょうか。
他にもバスクチーズケーキなども試食させていただいたのですが、クリームのようなチーズは言葉を失うほど美味でした。
「販売はしないんですか?」と尋ねたのですが、保存料などいっさい使用していないので難しいとのこと。こちらのレストランだけでも、来る価値はありです。
「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」の楽しみ方
5月29日11時に開業した「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」。オープンセレモニーも11時から開催されました。
「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」に出かけたら、「体験農園」の収穫体験はマストで利用したいですね。ただ、事前予約制ではないので、着いたら最初に申し込んだ方が良いかもしれません。1回に15人とのことなので狭き門です。
現在準備中の「野菜教室」では、ブロッコリーの茎(捨てている人いませんか?)を型で抜いて飾り付けたりと、野菜の食べ方を学べるそうです。夏休みには子どもの自由研究にも役立ちそうですね。
隣接する深谷テラスパークには、大型遊具やじゃぶじゃぶ池があるので、小さな子どもは夢中になって遊びそうです。
大人も子どもも楽しめる、「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」に、ぜひ出かけてみてくださいね。
深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム
所在地:埼玉県深谷市黒田字上反54
TEL:048-580-7550
営業時間:
開門・閉門 平日 9:00~19:30/土日祝 9:0~20:30
マルシェ 平日 11:00~19:00/土日祝 11:00~20:00
レストラン 平日・土日祝 11時~18時(LO 17時30分)
※ 営業時間は状況により変更になる場合があります。
公式ホームページ:深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム(外部リンク)
公式インスタグラム:yasaina_farm(外部リンク)