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AV引退から母になり本格派女優へ。川上なな実の人生観の激変。「自分の記憶は必ず役に盛り込みます」

斉藤貴志芸能ライター/編集者
(C)『レンタル×ファミリー』製作委員会

“AV界の演技派”と呼ばれ、『全裸監督』などでも鮮烈な印象を残してきた川上なな実。昨年、AVとストリップを引退して、本格的に女優に転身。結婚、出産を経て、映画『レンタル×ファミリー』が公開される。シングルマザーで一人娘のために父親をレンタルするという役どころだ。自身にも子どもができて、人生のスタンスは180度変わったという。現在の心境と生活、女優業への取り組みを聞いた。

24時間かかった出産は壮絶でした

――1月にお母さんになりました。

川上 毎日本当に幸せです。子どもの成長が日々見られますから。ものを掴めるようになった、自分の手を見るようになった……。実は今日、寝返りをしました。人はこうやって成長するんだと目の当たりにできて、すごく楽しいです。

――想像してなかったことも起きていますか?

川上 仕事との両立は思っていた以上に難しいです。子どもを預けるにしても、最近自我が芽生えたのか、哺乳びん拒否が始まりました。「おっぱい出してー!」って(笑)。

――もちろん言葉でそう言うわけではないでしょうけど(笑)。

川上 「いやーっ!」って感じで反り返ります(笑)。そうなると人に預けられないから、今、パパにミルクを飲ませてもらったり、いろいろトレーニング中です。あと、出産も大変でビックリしました。自然分娩で、周りから脅されても「私は我慢強いから大丈夫」と思っていたんですけど……。いやー、すごかった(笑)。

――痛かったんですか?

川上 壮絶でした。24時間かかったんです。微陣痛を入れると36時間。その間、ずっと痛いんです。もうしんどくて、死にそうになっていました。

――文字通り、お腹を痛めた子だったと。

川上 そうですね。生まれてきた瞬間から「かわいい」となりました。

これから20年は子どものために生きようと

――出産を経て、人生観も変わりました?

川上 生きるスタンスが180度変わりました。それまでは自分が優先順位No.1。自分がやりたいことをするために、いろいろしてきましたけど、今はまず子どもの将来を考えるようになりました。自分のことは子どもが育ってからでいい。これから20年は子どものために生きようと。

――20年は相当の歳月になりますが。

川上 でも、なるべく子どもとの時間を優先させたくて。出産前はギッチリ仕事を入れたかったのが、今は「やめておこう」となりますね。

――入籍されたのが去年の7月。少し前まで、「女優の仕事が好きすぎるので、結婚はしなくていい」といった発言をされていました。

川上 そうでした。『レンタル×ファミリー』を撮影していたときも、まだ夫と出会ってなくて、だいぶ変わりましたね(笑)。出会ってすぐ結婚、出産だったので。

緊張とプレッシャーを背負うのがアホらしくなって(笑)

――考えが急転換するくらい、素敵なダンナさんだったんでしょうね。

川上 お世辞抜きで本当に素敵です(笑)。前向きでユーモアいっぱいの人なんです。私のほうは生真面目すぎて冗談も言えないタイプで、周りが冗談を言っても怒りそうなくらいピリピリしていて。前回の取材もそんな態度でしたよね(笑)。当時はいろいろあったので。

――取材では、それは本当になかったです。むしろ「人と接するとき、相手に少しでもプラスにしてほしくて、めっちゃ気をつかう」という話が腑に落ちました。

川上 夫は私と真逆なんです。何を言っても冗談しか返ってこない(笑)。初めは「えっ?」と思ってましたけど、それくらい力を抜いて、余裕を持って、何でも楽しんでやったほうがいいんだなと。

――仕事にも良い影響が出ました?

川上 はい。映画の撮影でも、私はすごく真面目に考えて、台本にもめちゃくちゃ書き込みをするんです。役のバックボーンも生まれたときから全部考えて、「こういうキャラクターで行こう」とガチガチに決めていました。だから、現場で相手役の方に予想外のことをされたら、変えられないことが多かったんです。緊張とプレッシャーを自分で背負いすぎていて。でも、それがアホらしくなりました(笑)。夫は私が緊張しぃなのを知っていて、現場に行くとき、「楽しんできてね」と言ってくれます。最近、映画撮影に復帰したら、私のマインドが全然変わっていて、初めてお芝居を楽しくできました。

互いに冗談を返して笑い合ってる夫婦が理想です

――お子さんが生まれつつ、今も新婚気分はありますか?

川上 子どもが生まれてからは、全然そんな感じではないですね。手を繋ぐ暇もないくらいで(笑)。でも、子どもで繋がってますから。信頼関係はより深まって、一緒にいるだけで幸せな感じです。

――『レンタル×ファミリー』では理想の夫婦像を尋ねるシーンがありました。川上さんにはそういう理想像はありますか?

川上 さっき言ったユーモアのある夫婦ですね。ずっと笑い合っているのがいい。喧嘩しそうになっても、お互い冗談で返して「ハハハ、しょうがねえな」みたいな。うちはそういう感じになっています。

――一緒に生活していたら、いろいろあるでしょうけど。

川上 あります、あります。人と共同生活をするのは大変。でも、好きな人と一緒にいられるわけですから、いくらでも努力します。大変でも、そのほうが幸せなので。

――ちなみに、川上さんは家事はするんですか?

川上 まったくできない人でした(笑)。妊娠中に初めて、洗濯や料理や掃除をしました。今まで忙しくしていて家にもいなくて、プライベートがあまりなかったので。麦茶を入れるポットの水アカがこんなにすぐ溜まるの? とか(笑)、気づきがいっぱいあります。

――失敗もありましたか?

川上 よくあります。餃子を作って、フライパンからお皿に移そうとしたら、全部シンクにズテーッと落ちてしまったり(笑)。そんなことばかり。でも、そういうのも楽しい感覚です。面倒くさいのでなく、面白い。知らなかったことが多くて、毎日「お母さんはすごかったんだ。ありがとう」と思います。

有名になるためなら何でもやってきました

――『レンタル×ファミリー』はいつ撮影したんですか?

川上 2年前です。ラストシーンだけ、その1年後でした。私が独立したときに、阪本(武仁)監督からお話をいただいて。

――オファーは引っ切りなしだったようで。

川上 ありがたいことに、その年は5~6本撮りましたね。

――その中で『レンタル×ファミリー』の朋子役は、惹かれるものが強くあったんですか?

川上 家族レンタルという題材に惹かれました。「そんな職業あるの?」というところから入って。結婚式で親族のレンタルとかはちょっと知ってましたけど、「お父さんをレンタルってどういうこと?」と思いながら、オファーを受けました。

――朋子の役柄について思ったことは?

川上 シングルマザー役で、もう1ステップ新しいことをしたいときだったので、子役の方と一緒のお芝居はやりたいなと思いました。

――「悩んで魂こめて」という撮影だったと、ツイートがありました。

川上 私、基本悩みますけど、いつも役作りをするときに、自分の記憶を必ず盛り込んでいて。今回、朋子にとっての娘は、私にとっての仕事に置き換えました。

――実際にはまだ子どもがいなかった中で。

川上 だから、娘がいる感覚がわからなかったんです。それくらい大事なものって何なのか? 考えたら、当時の私には仕事かなと。

――朋子が娘のためなら「何でもします」と言っていたように。

川上 私は有名になるためなら何でもやってきましたし、有名になるのがゴールではないと気づきもしました。きっと子育てにも、挫折はあるだろうなと思って。

お母さんの子どもへの接し方を見て盗みました

――シングルマザーのことも調べたんですか?

川上 何かを参考で観たりはしませんでした。私はその頃、子どもが欲しかったんですけど、できない体だと思っていて。AV女優を10年間やってきた代償だったり、子宮系の病気も持っていたので、難しいだろうなと。それで、朋子の子育てがうまくいかないところに、子どもが欲しいけどできない悔しさを盛り込みました。

――劇中では子どもはいたけど。

川上 そうなんです。私、何でそんな複雑な役作りをしたんでしょうね(笑)。でも、子どもって本当に生まないとわからないので、一生懸命背伸びして演じました。それがハマっていたのか、今も不安はあります。

――娘への愛情はすごくリアルに感じました。相手は子役さんとはいえ、母性本能が出たのでは?

川上 やっぱり子どもは欲しかったので。しかも女の子で「かわいい!」と思っていました。“4年後”の子はいろいろ聞いてくれて、5歳のときの子はプロフェッショナルで、こちらが勉強になりました。私は、現場にいらっしゃっていた本当のお母さんを見ていましたね。どう話しているんだろう? どう接しているんだろう? お弁当を食べたりしながら、ちょっと離れたところから横目で観察していました。

――それで、親子の会話もリアルに?

川上 お母さんにも「リアルでした。私もああやって娘と話してます」と言われましたけど、私がパクっていたので(笑)。

追い詰められていた内面が出たと思います

――今回に限りませんが、川上さんの辛そうなシーンは、観ていても苦しくなります。

川上 苦しくなりますよね(笑)。あの当時、私自身の内面がシリアスで、そういう表現しかできませんでした。追い詰められて余裕がなかったのが出ていて。もうちょっとユルくても良かったんじゃないかと、今は思っています。

――その頃、何か辛いことがあったんですか?

川上 AVとストリップの1年がかりの引退プロジェクトを自分で立ち上げて、いろいろな人を巻き込んでいました。人を動かすことは難しいし、自分が発した言葉の影響も目に見えてわかって、それが思った通りにいかない。フラストレーションが溜まっていました。

――「パパと会いたい」という娘の寝顔を見て、涙を流すシーンもありました。

川上 撮影現場に行く前に、家で台本を読んで、何を考えるか決めておきました。もう覚えていませんけど、台本にビッシリ書いていました。

――普段はああいうふうに泣くことはあるんですか?

川上 感動して泣くことは多いです。今、自分のドキュメンタリー映画を撮っていて、監督から「また泣いてる。それはもう何回も撮ったので大丈夫です」と言われました(笑)。

父親のレンタルは理解できないままでした

――最初に「お父さんをレンタルって」と思ったのは、どう考えるようになりました?

川上 撮っていても、本当にわからなかったです。今も理解できていません。そこが難しすぎました。わからないまま現場に行って、カチカチになって、大丈夫だったかなと。でも、役の朋子も「レンタルパパって何だろう?」という状態だったと思うんです。明確にはわかってなかったはずなので。

――口では「覚悟はしてます」と言いつつ、揺れている感じでした。

川上 そうなんですよね。覚悟ができてなかった自分に驚くシーンもあって。あれも私の記憶を盛り込んでいます。

――監督からリクエストされたことはありました?

川上 是枝(裕和)監督の『誰も知らない』の撮り方を観ておくように言われました。

――是枝監督は子役たちに、現場で台詞を口伝えしていたんですよね。

川上 その場で子どもがどう言って、それに私がどう反応するか。リハーサルもしましたけど、とても難しかったです。私が子役の方たちにリードしてもらった気がして、自分では最後まで掴めないまま終わってしまいました。

――でも、完成した映画を観ると、腑に落ちる感じだったのでは?

川上 “?”があることはあります。でも、それくらいが良かったりもしますから。自分で評価を決めないようにしています。

「道を拓く」と言ったのは自信がなかったから

――以前からAV以外の出演もありましたが、AV引退後は現場での意識も変わりました?

川上 肩の荷が降りました。背負いたがりでしたけど、もう背負うのはやめました。

――背負っていたのは、AV界代表的な重荷ですか?

川上 そうです。業界のみんなの想いを背負って、みんなに気づいてほしいと。それを全部やめたら、楽になったんですよね。今日の機嫌を出してもOK。そんな自分を許せるようになりました。結婚して子どもが生まれてからは、本名の自分を取り戻した感じもします。10年間、本名で呼ばれることも、自分で本名を言うこともなかったのが、素の私はこうだったんだと、気づきがいっぱいありました。イヤならイヤと言って、この前の現場でも自由にやらせてもらいました。

――AV引退当時は「元AV女優を武器に」「AV引退後の道を拓く」という発言もされてました。

川上 言ってましたね。たぶん自信がなかったんです。自信があったら、そんなことは言いません。評価は何十年か後に出るもので、すぐ返ってはきませんけど、当時はそう言わないとやっていけない状態で頑張っていました。

――でも、「道を拓く」といった気持ちは、実際あるわけですよね?

川上 あります。でも、いつか自然に道はできるもので、無理に頑張らなくてもいいやと。AV業界の人たちが私のことを見守ってくれているのもわかるし、「見てろよ!」とは思いません。あの頃は思っていましたけど、今はとっても穏やかになりました(笑)。

セックスシンボルに見られるのが面白くて

――映画の世界で、元AV女優に対する偏見は感じますか?

川上 現役の頃はずっとありました。引退してからはないかな。海外ドラマの『TOKYO VICE』の撮影では、私がポルノスターだったと周りの人が知って、すごく面白い感覚になりました(笑)。その頃に撮った5~6本の作品で、『レンタル×ファミリー』以外は全部、私はセックスシンボルの役だったんです。それが面白くて。昔の私は、セックスシンボルと見られることがイヤだったんですけど。

――演技を見てほしいと?

川上 そうです。私という人間を見てほしい。エロい目で見ないで! みたいな(笑)。チンプンカンプンな対応をしていましたけど、『TOKYO VICE』では周りの人たちのポルノスターだった私を見る目が、ウハウハと中学生みたいになっていて(笑)。私もそれを受け入れられて、「どう? 見て!」みたいなスタンスでいました。

――ツイッターのプロフィールにも入ってますが、“元AV女優”の肩書きは隠さないわけですね。

川上 ハッピーなほうに寄ろうと思います。その現場の人たちが、私がどういう対応をすればハッピーになれるか。1人で決めつけないでいこうと。でも、AV女優だったことを隠したくはないです。

――誇りを持って、やってらっしゃいましたからね。

川上 そうなんです。AV業界の人たちもストリップ業界の人たちも見てくれていますし。

SNSのバッシングも全部読みました

――水着グラビアをやっていたことを隠す女優さんもいますが。

川上 隠す理由があるからですよね。それは必要なことだと思います。私も元AV女優の肩書きを残すことで、リスクはありますから。出産の報告をしたときも、SNSで結構なバッシングがあって、全部読みました。

――バッシングは1割だったと連載コラムで書かれていましたが、そっちもスルーせず読んだんですね。

川上 ドキュメンタリーを撮っていることもあって、見ておきたかったんです。この時代に、どんなバッシングがあるのか。そしたら「AV女優の子どもなんてかわいそう」という言葉がすごく多くて。1割の人たちがそう書いて、「いいね」をしている人たちが何百人もいる。そうか、まだそんなことを……って感じですね。

――祝福の声が圧倒的に多い中ではありつつ。

川上 バッシングする人たちに、幸せになったことを証明したいとも思いません。友だちのAV女優の子は証明したいそうですけど、私はわかる人だけわかればいい。わからない人たちも、私の作品を観たくなったら、観てくれたらいい。みんなに好かれようとすることはやめました。

――前回の取材でもうかがいましたが、AVでのキャリアが演技にプラスになったこともあるんですよね。場数を踏んで、アドリブやエチュード、自我からの解放を身に付けたと。

川上 あらゆるタイプの人たちと会えた経験も大きいです。あと、自分のやりたいこともイヤなことも、全部やらせてもらいました。しかも、自分で1から好き勝手に作らせてもらったりもして、制作の工程もお金の流れも裏方さんの苦労も、全部わかりました。AV業界には感謝しかありません。

非日常でない喜びや苦悩を味わっていきたくて

――今後は地上波のテレビドラマも狙っていくんですか?

川上 大河ドラマに出たいです。そんなことを言うと笑ってしまいますけど(笑)、親に喜んでほしいし、大河はやっぱり面白くて。

――ご覧になっていたんですか?

川上 ガッツリ観ていたのは『西郷どん』で止まってしまいました。『麒麟がくる』も途中で観られないときがあったり。でも、朝ドラも観ています。作り手も脚本もキャストに対するリスペクトがあって。そういう作品に出たいです。NHKさんには「元AV女優だからといって出せないことはない」と言われていて、実際大河に出た人もいます。実力次第ですね。

――川上さんの演技力は知る人ぞ知るところですが、さらに磨きたいこともありますか?

川上 今まで非日常的な経験をいっぱい積んできたので、これからは普通の……と言ったら失礼かもしれませんけど、一般的な喜びや苦悩を味わっていきたいです。以前はニュースの街頭インタビューを観ていても、主婦やサラリーマンの方の悩みに共感できなかったんです。それが今はめっちゃわかるから嬉しくて。

――たとえば、どんなことで?

川上 出産分娩費用が保険適用になるかもしれないと聞いて「マジで?」みたいな。子どもを保育園に入れるための保活が大変とか、自分も直面することですから。悩みはしても、いろいろな人と話題を共有できるのはワクワクします。昔の自分の悩みごとは、話せる相手がいなかったので。

寝室を防音にして役作りをしようかと

――今は「映画を観に行けない」ともツイートされてましたが、配信も観ていませんか?

川上 子どもを寝付かしたあと、深夜に観ています。今は海外ドラマばかりで、『テッド・ラッソ』が面白かったです。サッカーのドラマで、コメディなんですね。人は誰でも欠点がある。そこを周りがユーモアを持ってサポートしていく。その中で気づきがあって、何かかわいく思えて。最近はそういう作品が自分の刺激になります。シリアスなものは観ていませんね。

――やっぱり、今は穏やかな精神状態なんですかね。

川上 そうだと思います。子どものために笑顔でいたいのが一番。だから、役を家に持ち帰ることはしたくなくて。シリアスな役が来たら、寝室を防音にしようかと話しています。狂ったような役が来て、役作りで奇声を発していたら、子どもが怖がると思うので(笑)。そういう役もやりたいので、環境作りをしておきたいです。

ダークな経験をした人も楽になれるように

――先ほど、「有名になるのがゴールではないと気づいた」というお話がありました。今は何がゴールだと考えていますか?

川上 最終的なゴールは元に戻ると思います。私に気づいてほしい。どうしたら幸せな方向に行けるのか。観て救われたり前向きになれたり、ダークな経験をした人が「この人もそうなんだ」と楽になったり。そういう気づきのある作品に出ることですかね。

――自分の名前を上げたい、ということではなくて。

川上 昔はそういう必要があったんです。偏見もぶち壊したかったので。今はそうでなくて、本当に人のためになりたいです。それが自分のためにもなるので。

――母親になって、女優としての考え方も変わったんですね。

川上 完全にそうです。自分のエゴより、周りへの慈しみ。きれいごとだと思われても、そこに尽きるんですよね。

ボアフルーツ提供
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Profile

川上なな実(かわかみ・ななみ)

福井県出身。2012年にAVデビュー。2021年に引退して、本格的に俳優に転向。主な出演作は、映画『下衆の愛』、『東京の恋人』、『37セカンズ』、『悲しき天使』、ドラマ『全裸監督』、『TOKYO VICE』など。映画『レンタル×ファミリー』が6月10日より公開。

『レンタル×ファミリー』

脚本・監督/阪本武仁 原作/石井裕一『人間レンタル屋』(鉄人社)

出演/塩谷瞬、川上なな実、白石優愛、でんでんほか

6月10日、渋谷ユーロスペースより全国順次ロードショー

公式HP

(C)『レンタル×ファミリー』製作委員会
(C)『レンタル×ファミリー』製作委員会

芸能ライター/編集者

埼玉県朝霞市出身。オリコンで雑誌『weekly oricon』、『月刊De-view』編集部などを経てフリーライター&編集者に。女優、アイドル、声優のインタビューや評論をエンタメサイトや雑誌で執筆中。監修本に『アイドル冬の時代 今こそ振り返るその光と影』『女性声優アーティストディスクガイド』(シンコーミュージック刊)など。取材・執筆の『井上喜久子17才です「おいおい!」』、『勝平大百科 50キャラで見る僕の声優史』、『90歳現役声優 元気をつくる「声」の話』(イマジカインフォス刊)が発売中。

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