関東で那智勝浦直送の天然生マグロが食べられる居酒屋がオープン!夜のメニューとランチを比較してみた。
旅行・グルメ・おでかけライターのsatochinです。
和歌山県の那智勝浦は天然生マグロの水揚げ日本一として有名です。そんな那智勝浦の天然生マグロを関東で食べらるのが、新横浜に10月2日オープンした「水産酒場 まぐろ部」。メディア試食会で夜の居酒屋メニューを、その後自腹でランチメニューを食べてきたので感想をまとめました。
オープンのきっかけは社長が旅先で食べて感動したから
お好み焼きで有名な若竹グループが手がける居酒屋「水産酒場 まぐろ部」。和歌山県の那智勝浦から毎日直送される天然生マグロが食べられるお店です。10月2日、JR新横浜駅から歩いて約4分、横浜市営地下鉄や相鉄線なら10番出口を出て目の前のビル2階にオープンしました。
生マグロというのは水揚げしてから一度も冷凍されていないマグロのことで、一般に流通しているマグロの8割は冷凍マグロです。さらに、残り2割の生マグロも養殖がほとんど。那智勝浦港に水揚げされるマグロは、はえなわ漁で1本1本釣りあげた天然マグロ。それを一度も冷凍しない生の状態で食べられるというのですから、本当に貴重なんです。
しかも、本まぐろの状態で鮮度が保てるのは3日間だけ。なので、ほとんどが関西に流通し関東では食べられませんでした。
今回、若竹グループは那智勝浦の生マグロの仲卸「木下水産物」と手を組み、流通体制を整えたことで、新横浜に毎日直送の天然生マグロが食べられる「水産酒場 まぐろ部」一号店がオープンしたのです。
ちなみにキッカケは、若竹グループの社長がプライベートで那智勝浦に行き、本マグロのおいしさに感動したから。勢いで流通システムを作って、お店を出しちゃうくらいおいしい生マグロ、これは食べてみたいですよね。ワクワクしながらメディア試食会に参加してきました。
天然生マグロ試食レポート
お店は2階にあるのでエレベーターで上がります。エレベーターの扉が開くとド〜ンと大きなマグロが!フォトスポットと言って良いのでしょうか。
店内はテーブル席(34席)・カウンター席(8席)・ダイニングテーブル(10席)で合計52席と、結構広いです。
試食は、まずは「生まぐろ2種食べ比べ」から。手前が生キハダマグロ、後ろが生ビンチョウマグロ。
冷凍すると解凍時に細胞を傷つけてしまい、ドリップという液体が旨味とともに流れてしまいます。でも、生マグロだと食感はモチモチのまま、旨味も残っているので、生臭みもなく、サッパリとしたマグロ本来の味が楽しめます。
筆者はキハダマグロの方がビンチョウマグロより若干味が濃くて好みでした。今までビンチョウマグロはアッサリしすぎていてカルパッチョなど、他の食材と一緒に料理することが多かったのですが、十分お刺身としておいしく味わえますね。
「カモメの塩焼き」は、カモメと呼ばれるマグロのヒレの部分の塩焼き。マグロ1本から2本しか取れない希少な部分です。脂が乗ってて旨みも濃く、身の弾力も凄い!魚というよりお肉を食べているようでした。
「もちもち生まぐろレアカツ」は、生マグロに衣をつけて揚げています。レア状態なので、マグロはもちもちのまま。ソースではなくポン酢でさっぱりといただくので、胃にもたれることもなくペロリと食べられます。
出てきたとたん思わずみんなギョッとして二度見してしまった「まぐろ目玉煮付け~とろとろコラーゲン入り~」。コラーゲン入りと聞いたら女性は必死に箸を動かしてしまいます。きれいに食べて骨だけ残している女性も!ボリュームから考えると、とってもリーズナブル!安くて、おいしくて、きれいになれる最強の一品。
「旨い!! 生まぐろ脳天炙り刺し」は、その名の通りマグロの脳天の部分。お刺身は何度か食べたことがありますが、炙りで食べるのは初めて。希少な部分がいろいろ食べられました。
「豪華ぶっとびタワー盛り」は、ご飯の上に生マグロを山盛り乗せた豪快な海鮮盛り。イクラや雲丹もトッピングされてて、とっても豪華。筆者なら1人でも食べられそうですが、せっかくなら宴会時にみんなでワイワイ食べたいですね。
天然生マグロをおいしくいただくためのお酒も、いろいろ揃っています。
ランチタイムはお手頃価格の丼も!
さて、海鮮丼マニアと称している筆者。記事にするからには本当にオススメできるものしか紹介したくない。メディア試食会では特別においしいものを出しているけど、普段は手を抜いていたら困る。というわけで、オープンから少し落ち着いた頃にアポなしで自腹でランチを食べに出かけて行ってきました。
ランチは8種類。オリジナル丼が4種類と定食が2種類、桶盛りが2種類。なんと希少な「生マグロのカモメ塩焼き」もランチで食べられます!単品より200円高い?でも、その分ご飯とお味噌汁、お出汁がついているからお得かも。
さらに、出かけた時はお試しサービスランチなるものがありました。1,200円~1,300円とお手頃価格。丼は大盛り無料、定食はおかわり1杯無料と太っ腹。そうそう、こちらのお店のお米は5つ星お米マイスターが厳選した「お仕立て米」なんですよ。どれも、具沢山味噌汁と〆の出汁茶漬け用のお出汁つきです。
生まぐろ漬け丼は既に完売していました。これが目当ての人は早めに出かけないとですね。この日の焼魚は赤魚でした。
筆者は悩んで「もちもち生まぐろ2種(生ビンチョウ・生キハダ)&ネギトロの桶盛り」です。試食で食べた生ビンチョウと生キハダのおいしさが忘れられなくて。
そして、運ばれてきたのがこちら。
パッと見、どっちがビンチョウでどっちがキハダかわからない~。持ってきてくれた人に尋ねると、「聞いてきます」と厨房に確認してきてくれました。
上がキハダ
下がビンチョウでした。
見た目は同じように見えるけど、食べると全然違いました。キハダの方がやはり質感がある感じ。2種盛りを頼む人は食べ比べしたいと思っているので、最初に説明があると嬉しいです。
お味噌汁も野菜の旨味たっぷり、しかも食べ応えありで満足です。
最後はお店の方に伝えて、急須にお出汁を持ってきてもらいます。
これをかけて出汁茶漬けに。ご飯普通盛りでお願いしたけど、大盛りにすれば良かったぁ〜。できたらお出汁は熱々状態だったらもっと嬉しかった。
ちょっと奮発してお高いランチを頼んだけれど、生マグロ丼はビンチョウなら1,000円、キハダなら1,200円とお財布にやさしいです。
関東ではとってもレアな天然生マグロ。新横浜に出かけたら、ちょっと寄り道してみてはどうでしょう。夜は24時まで営業しているので(L.Oは23時)、ライブやイベント帰りにも利用できますよ。
以上、正直レポートでした。
※記事内の価格は2024年10月のもので、すべて税込です。
水産酒場 まぐろ部
住所 神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-26 新横浜SSビル2F
営業時間 ランチ 平日11:30~14:00 (L.O 13:30)
ディナー 月~土17:00~24:00(フードL.O 23:00、ドリンクL.O 23:30)
定休日 日曜(月曜日が祝日の場合は月曜日定休日)
公式ホームページ 水産酒場 まぐろ部(外部リンク)
YAHOO!マップ 水産酒場 まぐろ部
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