次に買う車は自動運転付きで!という時代がやってきた、日産エクストレイル新車発表会
日産から新型SUV「エクストレイル」がマイナーチェンジで発売になり、その新車発表会に参加してきました。
その内容ですが、ノートePowerの販売好調で表面化した日産の好調ぶりをさらに見せてくれる発表会でした。
今回の新型エクストレイルの最大の特徴は、日産としては2車種目のアダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストで高速道路の移動をサポートするプロパイロット導入車であること。オプション扱いですが、価格は14万程度なので、これだけメリットのあるオプションを付けない選択はまずないでしょう。
さらに車線逸脱防止システム、後退時車両検知警報、ハイビームアシスト、インテリジェントパーキングアシストと今どきの車の自動化・インテリジェント化の機能は揃えましたよという充実ぶりです。
日産は電気と知能化を今後推し進めていくという日産インテリジェント・モビリティが発表されたのが2016年ですから、そこで示された方向性がどんどん実現していっているわけです。
またプロパイロットが導入されている順番もモノよりもコトの時代の流れで、実に筋が通っています。日産のプロパイロット技術で使われている自動運転技術はレベル2と呼ばれているものです。そのレベル2を日産の今回の発表でのプロパイロットで使わた表現を借りると「高速道路同一車線・自動運転技術」という言葉になるわけです。
つまり、現在の自動運転技術で一般車に適用できる水準のものというのは、高速道路で効果を発揮します。だから、長距離ドライブで家族が安全に移動できるためにセレナという車にまず搭載され、続けてアウトドアなど出先で疲労しやすい場所から当事者が安全に移動できるためにエクストレイルという車に搭載されているというわけです。
いわゆる大衆車というのは、世界的に見ても信号の多い日本の街乗り環境が利用シーンとしてはどうしても多くなりますから、レベル2の自動運転が効いてくる時間がどうしても短くなります。プロパイロットの導入をセレナやエクストレイルを先にした方がいいのには、この理由もあるのです。
また、自動運転技術なんて当たり前ですよ!、そもそも車そのものに魅力がないと意味ないですよね!と言わんばかりに運転以外の装備もてんこ盛りです。両手がふさがっていても、リアバンパーの下に足を入れて引くだけで、後方ドアが開くリモコンオートバックドア。
エンジンもガソリン車とハイブリッド車が両方用意されています。
ガソリン車のみの装備ですが、2列目のシートでもリクライニングやスライドができるようになっているのも、長時間移動の快適さをサポートするでしょう。
さらにボディーカラーは12色も用意されています。カラフルな色だけではなく、こういう渋めの色味まで出してくるのかという驚きがあります。
さて、ここ最近の元気な「技術の日産」のはじまりともいえるのが完全電気自動車のリーフです。そのリーフも2017年中に新型が登場することが発表されています。
ということで、引き続き電気と自動運転の分野には注目です。
きっとここから先の数年で、自動運転がぐっと増えて、高速道路での事故が劇的に減る時代がやってくるのでしょう。そんな予感を新型エクストレイルは感じさせてくれるでしょう。