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大谷もオズーナもホームランはなく、3位と4位が1本ずつ。3位の選手はここ12試合で8本塁打

宇根夏樹ベースボール・ライター
ケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)Aug 4, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月4日、ナ・リーグ本塁打のトップ2、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、どちらも、ホームランを打たなかった。それぞれ、33本塁打と32本塁打のままだ。この日は、ともに打点もなし。こちらは、86打点のオズーナがトップに立っていて、79打点の大谷は2位に位置する。

 一方、ナ・リーグで彼らに次いでホームランが多い2人、ケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)とブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)は、それぞれ、シーズン27本目と25本目のホームランを打った。

 マーテイは、7月22日以降の12試合で8本塁打を記録している。このスパンに、大谷は3本塁打(12試合)、オズーナは4本塁打(13試合)、ハーパーは3本塁打(12試合)だ。大谷とマーテイの差は、7月21日時点の11本から、6本に減っている。

 まだ、迫ってはいないものの、大谷とオズーナのシーズン本塁打が45本に届かないようであれば、マーテイとハーパーだけでなく、現時点で大谷と10本差以内の選手にも、本塁打王のチャンスはありそうな気がする。

 ちなみに、昨シーズン、8月以降に両リーグで最も多くのホームランを打ったのは、カイル・シュワーバー(フィリーズ)だ。その本数は、20本を数えた。もっとも、2番目に多い18本塁打の3人のなかには、オズーナがいる。

筆者作成
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 ア・リーグも、トップ2のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)とアンソニー・サンタンダー(ボルティモア・オリオールズ)は、前日から本数を増やさず、41本塁打と32本塁打のまま。前半2位のガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)は、ようやく、後半1本目のホームランを打った。

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 なお、両リーグでプレーしている選手のなかでは、クリストファー・モレル(現タンパベイ・レイズ)の20本塁打が最も多い。ナ・リーグのシカゴ・カブスで18本塁打と、ア・リーグのレイズで2本塁打だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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