9月22日で閉店。ラーメン滑走路で約11カ月の営業で14万杯を提供した、博多の名店よありがとう。
福岡空港ラーメン滑走路
「知る人ぞ知るラーメンの名店が全国から福岡空港に着陸!」というキャッチフレーズで2017年のオープンから人気のスポット。九州の空の窓口ともいえる福岡空港で、空港利用の方もそうでない方も美味しいラーメンを求めて訪れる場所。以前は九州発出店のお店も多かったですが。現在は、博多の名店も多く名を連ねるようになりました。
2024年9月22日に閉店
その中のひとつに名を連ねるのが、博多の名店としてお馴染みの「博多だるま」。2023年11月1日に、出発という意味を込めた「DEPARTURE」としてオープンいたしました。このネーミングも、老舗の味を守りながらも最先端をいく、だるま代表でもある〈秀さん〉らしいですね。
この「博多だるま DEPARTURE」が、この度、2024年9月22日をもって閉店とのニュースが舞い込んできました。トライアル区画での出店期間満了の為の閉店のようです。約11カ月の間でしたが、博多ラーメンを代表するお店のひとつとして、福岡空港を出発する人々を見送る役目がいよいよ終了となります。まずは、この期間に名店の味を提供いただいたことに、ありがとうと伝えたいですね。
トータル14万杯を提供
このラーメン滑走路に展開した「博多だるま DEPARTURE」が提供したラーメンは、なんと〈14万杯〉。営業期間を考えて計算しても、ざっくり〈1日440杯〉です。1日200杯でも博多では人気店と言われる中、その倍を超える数をたたき出すのは、さすがの一言です。それだけ全国から訪れる人々に愛されたとも言えますね。
旨辛ラーメン
この閉店を知らぬ間に先日、ふと訪れていただいたのが〈旨辛ラーメン〉。秘伝の旨辛ダレと、だるまの豚骨が交わった一杯。赤く染まったスープも印象的ですが、トッピングがとにかく豪華。たっぷりのもやしやネギ、そしてキクラゲにチャーシューも2枚、辛子高菜もあります。また盛り付けが綺麗なんですよね。
濃厚さを持つ豚骨ベースに、秘伝のタレの辛さの刺激が程よく旨味とともに絡まります。このインパクトありつつもまろやかで、ついつい飲み干してしまう魅力が〈だるまのラーメン〉なんですよね。
もう語る必要もない細麺はスープとの相性バッチリ。この麺とスープの旨味や味わいのバランスは、時を重ねながら最前線を走り続けた、名店だからこそなせる技ですね。
チャーシューもしっかりと美味い。ボリュームありつつも程よい脂感で、柔らかく味わいもよい仕上がり。
卓上にはゴマやコショウに紅ショウガと定番です。木目のカウンター席も、昔ながらの懐かしさも感じながら良かったですね。
メニューはこんな感じ。豚骨ラーメンを基本としながら、セットに明太子丼をチョイスしているのは、旅で訪れる方にとっては博多名物をダブルでいただけるので嬉しいですね。また、だるまは各店舗でスープの味わいを変化させるというこだわりぶり。このラーメン滑走路でいただく味も、また「DEPARTURE」のオリジナル。
こちらは閉店しますが、総本店や博多デイトスはもちろん営業中。ラーメン滑走路での「博多だるま DEPARTURE」は役目を終えますが、もちろん〈だるまのラーメン〉は味わえます。あと僅かですが、まだ間に合います。最後の一杯を味わいたい方は福岡空港へ急げ。
博多だるま DEPARTURE
住所:福岡県福岡市博多区下臼井778−1
国内線ターミナル3階 ラーメン滑走路内
営業時間:10時00分~21時00
定休日:無休
駐車場:施設内有料