【親の財布片づけ】70代の母親が財布を整理して学んだ3つのこと
先日実家へ帰省した時に、母親の財布の整理を手伝った筆者。何十点も持っていた財布を数えるほどに減らしたことで70代の母親が学んだ3つのことをご紹介します。
1.好みは変わる
ひとつずつ財布を手にとり見直すことで、いつの間にか好みが変わっていたことに気づいた母親。それはデザインだけに限らず使い心地のよさも変化していたようです。
・財布が重い
・財布が大きすぎる
・ボタンやファスナー部の開閉がしにくい
・カードや小銭の出し入れがやりづらい
いくら素敵な財布でも、今のライフスタイルや老いた自分の使い勝手のズレに気づき、使わなくなった財布は今後も使わないと判断して手放せたようです。
2.使わない物は邪魔になる
物をたくさん持っている分だけ、しまう場所や管理が必要になります。財布を1ヶ月、日替わりで使っても困らないほど持っていた母親ですが、全部の財布を使ってはいませんでした。ほとんどの財布は引き出しにぎゅうぎゅうに詰め込んでいるだけの状態。母親も「どうにかしなきゃ」と思っているタイミングで筆者と財布を整理をしたことで収納場所もスッキリ!
財布の数を減らし、収納場所にゆとりができたことで「使わない物を持っておいても邪魔なだけだった」と学んだそう。
さらに「邪魔だなぁ」と思う気持ちを押し殺して「捨てるなんてもったいない」と使わない物を、ただ持っていたストレスも手放せて心も軽くなったようです。
3.手放しても後悔しなかった
たくさんの財布を手放すと決めた母親。筆者が自宅に戻った後、1人できちんと捨てたようで安心したのと同時に、後悔がなかったか心配もありました。もしかすると、筆者が無理強いするかたちで整理させて、母親は遠慮していたのかもしれない。実際、財布を整理してどうだったかを電話で尋ねてみると、拍子抜けするほどあっけらかんと「まったく後悔はない。気持ちもスッキリして、どんな財布を手放したか忘れちゃった」とのこと。
物を手にとり、本当に使うか考え納得すれば手放しても後悔しないと学んだようです。また、手放す財布から「このデザインは使いにくいのよね」と自分の好みを再確認できたことも大きな収穫だったようです。
「お気に入りさえあれば心は寂しくならない」
物を持ちすぎているからといって、やみくもに全部手放すことは辛いもの。けれど、お気に入りの物を残して「使う暮らし」をするなら、物を減らしても心は寂しくならないと学んだ母親。
小さな物の整理でたくさんの学びを得た筆者の母親を参考に、お気に入りの物を使う暮らしで心をより豊かにしてみてはいかがでしょうか。
※記事内容は個人の感想や見解を含みます。
※記事内容は執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※プロフィールからフォローしていただくと、生活に関する情報をいち早くチェックできます。