飲めちゃう程にあつあつとろとろ!日本最古の和菓子屋さん「塩瀬総本家」の名物を蒸かしたてで食べられる
揚げたてのコロッケ、焼きたてのピザ、蒸かしたての肉まんなど、出来立てならではの美味しさは格別というあつあつグルメは数知れず。今では自宅でも手軽に味わえるようになりましたね。
さて、蒸かしたてのお饅頭はいかがでしょうか。温泉街などの観光地で、軒先の大きなセイロから湯気が上がっているシーンを見たことがあるという方、あるいは召し上がったことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。特に肌寒い季節の食べ歩きにはもってこい。
実は日本最古の和菓子屋さんといわれている老舗中の老舗でも、蒸かしたてのお饅頭を日本で唯一、日本橋三越本店の店舗で販売しているというのをご存知でしょうか?
創業1349年、時代にして室町時代に誕生したと記録されている「塩瀬総本家」さん。現在本店は東京都中央区にございますが、百貨店などでも名物「塩瀬饅頭」が販売されております。それがなんと、あつあつの蒸かしたてをおひとつから味わうことができるのが、本店ではなく日本橋三越さんの店舗なのです。
今回は、塩瀬総本家さんの日本橋三越店限定「蒸かしたての塩瀬饅頭」をご紹介。
塩瀬総本家さんの名物、塩瀬饅頭は、大和芋という和菓子に欠かせない芋を使用した薯蕷饅頭。丁寧に皮を剥いて摺りおろし、米粉などと合わせた生地で北海道産エリモ小豆のこし餡を包んで仕上げたものが、いわゆる常温で発売されているものです。
実はそちらを蒸かす専用にほんの少し改良されたものが、日本橋三越本店のお店の店頭にて販売中。
蒸し器からだされたばかりのお饅頭は、あつあつのトロトロ!火傷をしてしまいそうなほどなのですが、飲めてしまうといっても過言ではないほど柔らかな餅肌とこし餡!お饅頭に対して、トロトロと形容する日が来るとは。大和芋のまろやかでふくよかなコクが勢いよく鼻腔に広がり、あとからおいかけてくるほんのり甘い米粉の風味。日本人で良かったと思った瞬間、目を見開いてしまうほどあつあつのこし餡が湧き出てくるではありませんか。
それがまた絶品で、その温度故に甘味は仄かに抑えられ、上品な小豆の風味が引き立ちます。大和芋と小豆の香りで口の中が満たされるという贅沢感と余韻に浸る幸福感たるや。人肌程度に冷めてからいただいても、もちもち感が増してまた別の美味しさを堪能することができます。
ほんのり青みを帯びた白磁が美しい塩瀬饅頭ですが、そのクールな佇まいとは裏腹に、あつあつのお饅頭をぜひ一度、日本橋三越本店さんで体験してみてくださいね。
<塩瀬総本家・日本橋三越店>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館B1F
03-3241-3311
10時~19時