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【ホークス育成新人名鑑・Q&A】13位西尾歩真「ブリのような出世魚に」大学4年春にMVP&首位打者

田尻耕太郎スポーツライター
プロでの目標はゴールデングラブ賞!西尾歩真内野手(筆者撮影)

 西尾歩真内野手。背番号170。天白小学校(天白スポーツ少年団→津ボーイズ小学部)~三雲中学校(津ボーイズ)~中京学院大学附属中京高校~中京学院大学。三重県出身。右投左打。168cm、68kg。

 大学4年生の春にリーグMVP、首位打者、ベストナイン。リーグで3度の打率4割をマーク。小柄だが抜群のミートセンスと選球眼を持ち、高い出塁率を誇る。守備や走塁もそつがなく、ショートを守れる実戦派プレーヤー。

 性格は負けず嫌い。趣味は釣り。好きな食べ物は魚。嫌いな食べ物は特になし。

【一問一答】

――ユニフォーム着た感想は?

「ブカブカで、体に合ってないなって思います(苦笑)」

――気持ちが引き締まった?

「気合が入りました」

――高校の先輩に松田選手。

「話してみたかったけど巨人に行ってしまったので。でも、城所コーチがいる。三軍コーチなので色々教わって、アピールもしたいです」

――支配下へのアピールポイントは?

「身長はないので、遠くに飛ばすタイプではない。守備と足からアピールして、1年で支配下登録されるように頑張ります」

――大柄の選手には負けたくない?

「そうですね。同期のみんな、体がデカいので、今日もさらに気合が入りました。やっぱり負けたくない」

――いい意味での反骨心、原動力に?

「なりますね」

――誰か具体的に目標となる選手は?

「今宮選手や牧原選手のように、体が小さくても出来るというのは見せたいです」

オフの方が早起きだった!?

20名のルーキーたちと藤本博史監督(筆者撮影)
20名のルーキーたちと藤本博史監督(筆者撮影)

――趣味は?

「釣りがすごく好きで。大学でもオフの日は結構行っていました。同じ趣味のチームメイトがもう1人いて。大学は岐阜なので海がなかったんですけど、お金なかったんで下道で2時間ぐらいかけて釣り場まで行ってました」

――朝4時ぐらいから?

「そうっすね、オフの日の方が朝早かったりしました(笑)」

――何を釣る?

「夏だったらハゼとか。冬はカサゴとかセイゴ。あと冬はバイトで貯めたお金で船に乗って、青物を釣ったりしました。竿はお金なくて買えないのでレンタルで」

――一番の大物は?

「ブリですかね。80cmに満たないくらいなので、ケンカブリくらい。ちょうど自分の半分くらい(笑)。シーズンオフは行きたいですが、でも育成選手なんでやっぱり練習が大事なんで、そんなに行っている暇ない。オフシーズンはなんとか」

――出世魚のように?

「はい。ブリになれるように」

「1球に魂を込めて」

――ホークスには釣り好きも多い。

「一緒にやりたいですね」

――福岡の魚も食べたい?

「そうですね。焼肉も好きだけど、刺身とかがすごく好き。最近は煮付けにはまってます。この前、キジハタ釣れて、おばあちゃんに煮つけにしてもらった。そこからハマっています」

――好きな言葉、座右の銘は?

「高校の時のスローガンが『1球に魂を込めて』。やっぱ1球の大事さっていうか、1球で流れが変わっちゃうと思う。大学でも練習場所が限られてて練習時間も短くて。なので、その1球っていうのを大事にしてきました」

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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