【意外とわかっていないかも?】SDGs《持続可能な開発目標》の基本事項を簡単に解説
2030年、あなたは何をしているでしょうか?
まだまだのような、もうすぐなような、ちょっと先の未来。私たちそんな2030年までに、達成したい世界共通の目標を持っています。
それがSDGs(エスディージーズ)です。
今回は、初心者でもわかりやすいようにSDGsの概要を簡単にご説明いたします。基本事項から具体例、おすすめの動画コンテンツまで触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
SDGsってなに?
SDGsとは、以下の略になります。
Sustainable Development Goals
(Sustainable=持続可能 Development=開発 Goals=目標)
意味は、持続可能な開発目標。最後の"s"が小文字となっているのは、複数形を表していたのですね。
SDGsは2015年9月に国際連合によって採択された目標です。人類と地球の未来のために、2030年までに達成することを目指して掲げられています。
どんな目標があるの?
SDGsでは、環境・社会・経済に関する目標が全部で17個設定されています。具体的には以下の通りです。
どれも簡単な言葉で設定されているので、イメージしやすいのではないでしょうか。また、それぞれの目標は互いに関連しています。そのため、1つの行動が間接的にすべての目標に取り組んでいることになるのです。
どうして持続可能な開発が必要なの?
ここで、"持続可能な開発"についてご説明いたします。
外務省によると、持続可能な開発は「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」と定義づけられています。
エネルギーを例に考えてみましょう。
私たちは生活するにあたり、多くの地球資源をエネルギーとして使用しています。特に石油や石炭などの化石燃料は日常に欠かせない、電気やガソリン・ガスなどに使われている重要な資源です。
しかし、これらには限りがあります。現代を生きる私たちが、将来の世代のことを考えずに地球の資源をどんどん消費してしまえば、いつかエネルギーを生み出すことができなくなってしまうかもしれません。そうすると、将来の世代が満足に生活できなくなってしまいますよね。
このように世界には、ひとつの国や地域の力だけでは解決が難しい課題がたくさんあります。だからこそ、"持続可能な開発"によって、だれ一人取り残さず人間と地球の平和な繁栄を実現するための行動が必要とされているのです。
SDGsを意識して周りを見ると……
将来の世代のために、SDGs達成のために、何ができるでしょうか。
まずはSDGsについて知り、意識することから始めてみませんか?周りを見渡してみると、フェアトレード商品や再生可能エネルギーの使用、プラスチック製品の削減など、あなたにもできそうな小さな行動があるかもしれません。本記事が、少しでもSDGsを身近に考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後にNHKが公開しているSDGsに関する動画をおすすめさせてください。SDGsについてのコンテンツはたくさんありますが、なかでも日本語で簡単に説明してくれて、耳に残りやすいリズミカルな歌です。
約3分ほどの動画ですので、もしご興味がありましたらこちらよりご覧ください。