ユニクロとジル・サンダーの「+J」発売 直後にメルカリに大量出品 店舗とサイト混乱も
ユニクロと、ファッションデザイナーのジル・サンダー氏がコラボレーションした限定ブランド「+J」が復活し、11月13日に発売された。
人気コラボの6年ぶりの復活とあってファンの期待は高く、13日午前、扱っている店舗には長い行列ができ、店内が混雑で騒然としていた――という報告が相次いでいる。
ユニクロの公式サイトは朝からアクセスしづらくなっており、午後2時半時点でもつながりにくい状態が続いている。ユニクロアプリも利用しづらい状態だ。
+Jは2009年から11年まで展開し、その後14年に一度だけ復活。デザイン性の高さと手頃な価格で評判を集めていた。
その“幻”ブランドの復活が今年8月にアナウンスされ、ファンからの期待が集まっていた。ラインアップは、ダウンコートやチェスターコート、ニット、カーディガン、パンツ、カットソーなど全25種類だ。
そして11月13日、これらの商品が、全国のユニクロのうち48店舗と、オンラインストアで発売された。
店舗では1人1商品につき各色1点、合計5点まで、オンラインでは1人1商品につき1点までの購入に制限しているが、店舗には長い行列ができ、オンラインストアも朝からつながりづらい状態が続いている。
+J商品だけでなく、ユニクロ通販全体が利用しづらいため、通常商品を購入したい客も、サイトにアクセスできない状態だ。記者の友人は「ブラトップを買いたいだけなのに、+Jのせいで買えない……」とぼやいていた。
+J商品は、発売直後から、フリマアプリ「メルカリ」にも大量に出品されている。ダウンコートなどアウターの出品が多く、定価を上回る価格で取引されている。
ユニクロの新商品は金曜日に発売されることが多い。最近では「鬼滅の刃」コラボTシャツに人気が殺到し、Webサイトがつながりづらくなったり、転売品がメルカリに大量出品されたこともある(ユニクロ×米津玄師UT、発売日の朝から売り切れ続出 店舗に行列、メルカリで高額転売も)。
今回は、購入制限などの転売対策を講じていたものの、発売日の昼を過ぎてもECサイトが利用しづらい状態で、「+J」の人気の高さを見せつける結果になっている。