ドラマ「エルピス」の脚本料を若者に投資〜渡辺あや「すごく夢のある遣い方ができた」
映画制作から生まれた果実
脚本家・渡辺あやが、話題になった連続ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」(22年 カンテレ)の脚本料をほぼほぼ投資して、若者たちによるショップ作りをバックアップした。
その店は、“ジャンルを超えた活動を通して、新しい映画文化の可能性を掘り起こす”プロジェクトのアンテナショップである。「映画の力で人と世界を輝かせる」を目標に掲げる二十代の若者たちは、学校も会社も事務所も辞めてこの活動に賭けているという。
渡辺あやが、ショップのディレクターで、映画「逆光」(21年)「ABYSS アビス」(23年公開予定)の衣裳も手掛ける高橋達之真(「たか」は正式にははしごだか)と語り合う。
◯渡辺あやとは
脚本家。映画「ジョゼと虎と魚たち」でデビュー、「メゾン・ド・ヒミコ」、朝ドラ「カーネーション」、ドラマ「その街のこども」「今ここにある危機とぼくの好感度について」「エルピス-希望、あるいは災い-」、映画「ワンダーウォール劇場版」「逆光」などを手掛ける。
◯高橋達之真とは
FOL SHOPのディレクター。中目黒でも古着屋を営む。「逆光」で衣裳スタッフデビュー。
1本のテレビドラマからたどり着いた若者たちの経済活動
――出来上がったばかりのお店FOLに対するお気持ちをお聞かせください
高橋達之真(以下 高橋):今、なんか寂しい気持ちなんです。
渡辺あや(以下 渡辺):え、さみしい?
高橋:お店を作る作業が終わっちゃって。
渡辺:そっちなんですか(笑)。
高橋:お店をオープンするときはたいてい、物件をスケルトンの状態から借りることが多いのですが、今回は、もともとふたつの物件だったものを、天井を壊してひとつにするという大仕事をやっています。中目黒のお店の設計も頼んだ信頼を寄せる廣門晴人くんがメインとなって一からお店を作り上げました。これまであまりやったことのない大規模なことだったので大変だけど楽しくて。早く完成しないと家賃がロスしていくばかりにもかかわらず、いつまでも作り続けていたいような気がしたんです。
渡辺:たぶん映画で言うと撮影が終わってしまった時の気持ちですね。
高橋:そういう感じですね。朝早く起きて毎日作業していたことが日常のようになっていたから、いざ完成したら、喜びと終わってしまった寂しさと複雑な気持ちで……。今回関わっているスタッフが広島の健二さん以外は全員二十代で、同年代でやっているからこそ余計に名残惜しいのかもしれません。
――広島から来ているかたもいるんですか?
渡辺:田中健二さんは広島在住の建築士なんです。このFOL SHOPは、もともと映画「逆光」の自主制作や宣伝配給などの活動から派生してきたものですが、田中さんは「逆光」の広島試写に来られた時、監督・主演の須藤蓮くんのスピーチが面白かったって、以来ずっと応援してくださったんです。今回のお店のことも、物件探しから設計、経営計画まで、たびたび東京に来てまで、いろんな相談にのってくださっていたそうです。
――「逆光」という映画を地方から広げていく活動が、今回のプロジェクトにつながっているんですね。
渡辺:はい。ちなみにFOLとは<フルーツ・オブ・ライフ Fruits of Life (生命の果実)>という言葉の略なんですが、このお店はまさに活動の果実のひとつですね。
◯「逆光」とは
NHKのドラマ「ワンダーウォール」の脚本を書いた渡辺あやと主演した須藤蓮がクラウドファウンディングで自主映画を制作。ロケ地となった広島から上映をはじめ、東京に凱旋するという異例の興行に挑み成功した。
――あやさんはお店の出資者と聞いているんですが。
渡辺:私はまるっと原稿料を出資しました。「エルピス」のギャラを。
――全額?
渡辺:いや、8割ですね。全額渡すつもりだったんですが、8割でいいって言われて。
――それにしたって太っ腹ですよね。
渡辺:「エルピス」のプロデューサーの佐野亜裕美さんにそういうふうにしようと思うと相談したら、佐野さんもだいぶ変わった人で(笑)、えっ? とかなくて当たり前のように、分かりました!すぐ請求書ください、みたいな感じでした。ハハハ。でも、高橋さんは蓮くんと違って返してくれそうなんですよ。
◯「エルピス」とは
渡辺あやが民放ではじめて書いた連続ドラマ。政治に忖度するテレビ局を舞台に冤罪事件の真実を追うアナウンサー(長澤まさみ)とディレクター(眞栄田郷敦)の葛藤を描いて注目された。
高橋:絶対返しますよ。
渡辺:蓮くんはまだ一銭も返してくれないけど、高橋さんはしっかりしてますからね。どちらにせよ私史上いちばん夢のある遣い方ができたなと思ってるんですよ。いつもならギャラが入っても、例えば親の家のリフォームとかに遣いがちなんですけど、こんな風に若い人たちが生き生きと楽しそうに仕事をする場所が作れたなんて、すごく夢のある遣い方ができたなって。だからほんとはそんなに早く返してもらわない方がいいんです。むしろ、なるべく長くオーナーでいたい。
――京都発地域ドラマ「ワンダーウォール」(18年 NHK)からここまで広がったんですね。
渡辺:ほんとそうですよね。一本のテレビドラマからこんな若者たちの経済活動に辿り着いた。だめもとで須藤蓮に賭けてきてよかったです。あの暴れん坊に付き合ってみたおかげで、こんなに素敵な仲間が増えて(笑)。
◯「ワンダーウォール」とは
NHK京都で作られたドラマ。京都の歴史ある学生寮が老朽化を理由に取り壊されることに抗う寮生たちの物語。劇場版も制作された。
主演の須藤蓮は劇場版の宣伝に積極的に関わり、それが「逆光」製作にもつながっていく。
「ABYSSアビス」は「ワンダーウォール」のあと企画された作品だが、コロナ禍で製作がストップし、「逆光」を先に制作した。
放送当時、ヤフーニュース個人では渡辺あやと須藤蓮の取材を行った
衣裳がおしゃれすぎるとリアルじゃない?
――高橋さんは須藤さんとはどうやって知り合ったんですか。
高橋:もともと下北沢の古着屋で雇われ店長として働いていて、その店の徒歩一分くらいの店で彼がアルバイトをしていたんです。
渡辺:蓮くんがとても尊敬している人なんだって言っていました。
高橋:……という話ですけど、「逆光」のとき、映画を撮るから衣裳を考えるのを手伝ってくださいと頼まれたとき、ほとんど話したことがなくて。
渡辺:そうなんだ(笑)。
高橋:近所の店だから挨拶くらいはしていましたけど。「おつかれさまでーす」とか「今日ひまですねー」とかそういうくらい交わしてなかったので、なんで急に依頼されたのかいまだにわかんないです(笑)。
――「逆光」を作るとき、あやさんはファッション好きで、衣裳にこだわりがあるから、衣裳に凝ることができる70年代を舞台にしたらいいんじゃないかという話になったと須藤さんから聞きました。あやさんと高橋さんとは何か話したんですか。
渡辺:私は、ファッション的に魅力的な映画って過去にはたくさんあるのに、最近とんと作られていないなと当時思っていて。蓮くんは、古着屋さんで働いてたことがあるくらいファッション好きだし、センスもいいので、そういうところを生かした映画になったらいいなと思ったんです。で、この人に衣裳を頼もうと思っていると聞いて、高橋さんのお店を見に行ったことがあるんですよ。古着屋業界のなかで、とにかく一目置かれていながら、誰ともつるまない一匹狼というようなことを蓮くんから聞いて「すごくかっこいい人」っていうイメージを持っていました。
高橋:ははは(照)。
渡辺:それはいいねって、お願いすることになって。そうしたら、実際に選んでくる衣裳が、やっぱりすっごく良かったんです。一般的な衣裳部とはまたちょっと違うセンスで、それでいてちゃんと衣裳になっていました。ふつうの街を歩く服ともまた違うじゃないですか。
高橋:うんうん。
渡辺:時代とキャラクターそれぞれの個性がちゃんと表現されていて、かつ画の中に登場人物4人がいる時の、そのバランスも考え抜かれていたんだと思うんです。衣裳なんてやったことないのに。そこが天性のものだなと思いました。
高橋:衣裳を考えるのを手伝ってほしいと言われただけで、最初は全部やるとは思ってなかったんです。気づいたら僕がメインになっていて。火がついて。引くに引けなくなった。やるからには、ちゃんとやりたいじゃないですか。でも途中からはハマってましたよ、めっちゃ。
渡辺:ハハハ
高橋:蓮くんはこういうふうに人を巻き込んでいるんだなと途中で気づきました。嫌な気持ちじゃないですよ。それだけ彼に魅力があるんだなって思いました。
――「ABYSS アビス」にも参加したんですよね。
高橋:もうひとり中目黒の店舗を一緒に運営している木和田昴(すばる)くんと一緒にやりました。
渡辺:すばるくんはどちらかというと現代ものが得意なのかな。
高橋:現代を描いた映画の衣裳がおしゃれすぎるとリアルじゃないって。
渡辺:確かにねえ。それも一理あるね。
高橋:現実とファンタジーとのバランスのとりかたがめっちゃ難しいと思いました。
渡辺:そうなんだよねえ。
高橋:正解はないじゃないですか。だから「ABYSS」は悩みました。僕はファンタジー要素を増したくてすばるはリアリティーを大事にしたくてその間をとるのが難しかったです。
渡辺:わかるわかる。映画って役割をデフォルメしないといけないこともあって。例えば、クラブで働いている人はこういう格好してるとか、ある種、記号的に盛らないと観客に伝わりづらいことがあるんですよね。でもそれだとおしゃれかどうかでいうとズレてきちゃったりもする。その微妙な塩梅が難しいですよね。
――そういう意味では「逆光」はーー
高橋:ファンタジー感が出しやすかったですね。50年代から80年代の要素がミックスされていて。ファンタジーが許される要素が高めなのかなって。
渡辺:どれもみんな素敵だった。全部覚えているし、全部大好きです。ノスタルジックで、だけどちゃんと今にも通じるおしゃれさで。
高橋:ありがとうございます。9割は、70年代以前の服で構成していて、こんなの着てないと指摘されないようにはしました。やったことないことってこわいじゃないですか。脚本も画も演技もいいのに衣裳がださいって言われたらどうしようって思って必死でした(笑)。
このままではやっていけないという危機感があって
――さて。お店はどういうふうに生まれ、どういうふうなコンセプトなのでしょうか。
渡辺:私はお金が足りないって聞いて、うっかりギャラを振り込んでしまっただけで、細かいことは皆さんにおまかせです。お店にも今日(オープンの前日、内覧日)、はじめて来ました。
高橋:お店っていうかなにか経済活動をはじめたほうがいいんじゃないかって言い出したのは僕です。映画の製作から配給まで自分たちで行う、しかも地方での上映を優先する「逆光」の活動がとても楽しくて。これからも蓮くんと一緒に仕事をしたいけれど、このままではやっていけないと危機感を覚えたんです。クラファンをやっていますが、「逆光」では想定以上に集まって、「ABYSS アビス」でも順調に集まっているけど、その後はだんだん集まらなくなるんじゃないかなって思って。いつも誰かの援助に頼っているのではなく、自分たちでお金を作る努力はしていますということを伝えたほうがいい気がしたんです。それと、「逆光」の配給活動で、蓮くんは人と会ってコミュニケーションを重ねていくって話をしていたので、お店だったら人と人との距離が近くなるから活かせるかなって。
渡辺:私と蓮くんはすごく無責任で、若い子たちを「おいでよおいでよ一緒に映画を作ろうよー」と集めてしまい、高橋さんはそれを横で見ていて「いやいや、生活どうするのよ?」と。映画を作っている時はスタッフとしてがんばってもらえるけれど、そうじゃない時の彼らの生活も考えるべきだという、我々にはできないことをやってくれたって感じです。
――渡辺須藤は夢いっぱいで、高橋さんは現実的?
渡辺:夢の下支えをしてくれていますよね。
高橋:いや、僕にも夢はあるんですよ。映画も好きだけど、それだけじゃなくて、集まった人たちがそれぞれ好き勝手なことをやったほうがいいんじゃないかって。いろいろなことが関係ないけど関係あるっていうふうにやれたらいいんじゃないと思ったんです。
渡辺:なるほど。
高橋:蓮くんのカリスマ性で、映画製作を手伝いたい人たちが集まってきて。これからも一緒にやっていきたいけど、経済的に難しいと悩む人もいます。「逆光」の配給スタッフのひとり・永長優樹くんもそうで。僕はやっていきたいんだったら、やっていける方法をとればいいじゃんっていうふうに思って。うまくいくかわからないですけど、やらないよりはやろうと。それがこのショップです。僕と蓮くんと永長くんと、設計の廣門晴人くんと、俳優を目指している佐々木伶くんと、須藤くんを慕って京都から東京に出てきた益田雪景くんなどでやっていきます。
渡辺:この前、高橋さんが作った就労規則みたいなものを読ませてくれたんですけど、それが泣きそうになるくらい、いい内容だったんです。どれだけこのお店と働いてくれる人のことを大事に思っているかが文章からひしひしと伝わってきて。
高橋:わははは 恥ずかしい。お金を出していただいているのだから、適当にやってないですよってことのアピールですよ。僕は人とコミュニケーションをとることが得意じゃなくて、口数が多くないほうなんですが、お金出してもらっているかたに、一生懸命作っていることを伝えないといけないと思って。
渡辺:あははは。
高橋:返し終わったタイミングで、もう一店舗出すんでまた貸してくださいと言いたいという作戦ですよ。でもあやさんが返せなくてもいいと言ってくれたから、返却を急がず、ゆっくり店舗のために使っていきたいです。
渡辺:まだちゃんとお金残しているんでしょ?
高橋:残しました。
渡辺:さすが。蓮くんは「俺ならもうとっくに赤字になっている」と言っていたよ(笑)。
渡辺あやさんにコーディネートするとしたら
――このお店の品揃えのコンセプトを教えてください。
高橋:オープンなのでまだ街の雰囲気もつかめてないので幅広く。それでいて攻めてもいます。古着屋さんって古くて価値のあるものを高い値段で売るんですよ、ジーパン100万円で売ったりとか。でもこの店では、かっこよくはないけど価値があるから高いという感じではなくて、無名のブランドだけど、じつはいい作りをしているとか、見た目は派手じゃないけど調べていくうちに着ていくうちに良さがわかっていくものをメインにしています。着ながら学べるがコンセプトです。
渡辺:高橋さんはとにかく服の知識が豊富で、時代背景から縫製法まで学者みたいに詳しいんですけど、接客で商品をどう勧めるかっていう話もすごく面白かったな。このお客様は、普段こういうふうに暮らしていて、クロゼットにはこういう服が並んでるだろうってことがわかるみたいなことを言っていたよね。
高橋:ああ。それは、映画の衣裳を選ぶときに話したのかな。僕は今年の4月でこの仕事をはじめて10年目で、その間、ありえない数、人が服を選んでいる姿を見てきました。そのなかである程度データがたまった気がするんですね。
渡辺:その人が選びそうなものに気づいて勧めるの?
高橋:最初は好きそうなものをお勧めしますけど、二度三度、来てくれたら、ふだん手に取らないけど絶対似合うなって、着たら素敵に見えるものを提案してみます。それは信頼ができてから。ぼくのことを信頼してもらえないとできないことなので、接客しながらできるだけ私生活の話もします。
渡辺:カウンセリングみたいですね。
高橋:彼女とデートに行くときの服をと相談してもらったりするとうれしいですね。むりやり売りつけるより、接客しているうちに欲しいかもって思ってもらえたら本望ですね。
渡辺:高橋さんがお客様に服を選ぶことは、私や蓮くんの映画作りに似ているところがある気がします。というのは、私も蓮くんも作品に出てくれる役者さんにとにかく輝いてほしくて、どうすれば彼らの魅力が最もよく引き出されるかを考えるのが、いちばん楽しいことなんですよね。
――あやさんにお勧めしたい服はありますか。
高橋:あやさんとまだ十回も会っていないですが、天然の繊維好きじゃないですか。
渡辺:ああそうですね。
高橋:コットン系とかリネンとか。
渡辺:やばいやばい把握されてる(笑)。
高橋:小物とかもナチュラルな皮とかで。でもそのなかに一点とがったもの入れたいって思いますね。
渡辺:あー。
高橋:あやさんって初めて会ったときはやさしい感じで、着ているものと中身が合っている気がしたのですが、話していると、言うときは言うじゃないですか。気になったことはなんで?とツッコんで聞いてくれる。そういう鋭いところを表す、ちょっととがったアイテムを加えると、あやさんと話したことのある人は、あやさんっぽいと思うんじゃないかな。
渡辺:すごい。本当にその通りです。私、見た目は温厚そうなのに急にぶっ刺してくるってよく言われるんですよ。身につけるもので、私、実は凶暴ですということをあらかじめ見せておくほうが親切かもしれない。
高橋:そうすれば刺してきても、やっぱり刺すよねって。
渡辺:相手が準備できるね。こいつ刃物もってるから危ないぞって(笑)。
高橋:アクセサリーでもなんでもいいので、きらっと光るものをおすすめします。
取材を終えて
映画は撮って公開するまでに時間も手間もかかるもの。好きの搾取が問題になっている今、どうやってやりたいことをやってちゃんと対価を得られるか考える時代が来ている。
FOLという、映画「ABYSS アビス」の宣伝の拠点にもなり、そこで働くことでスタッフの経済活動も可能になるショップを作る企画は興味深い。
人が集う場を作りはじめた映画を作る若者たち。それを見守るほぼ親世代の渡辺あや。こういう交流と循環は理想的なのではないか。
なによりなんだか楽しそうでみんなキラキラしていたのがいいなあと感じた。
FOL SHOP
渡辺あや共同脚本・監督第2 作「ABYSS アビス」が今秋公開を控える須藤蓮が、初監督作「逆光」の活動で見えた映画の可能性を軸に立ち上げた<映画の未来を切り拓く>プロジェクトFOL(Fruits of Life)。
「生命の果実」を意味するプロジェクトから生まれたFOL SHOP では、古着や雑貨のほかコーヒーやクラフトビールなどの提供や、コミュニケーションの場としてのイベント開催や、FOL オリジナルグッズを製作販売予定。FOL が作り出す様々なものを通じて、お客様が新しい自分と出会い輝く場所を目指す。
世田谷線・松陰神社前駅は三軒茶屋に近く、モデルや俳優の卵もたくさん住んでいる住みやすい街。
4月27日には「ワンダーウォール劇場版上映会+岩崎太整さんと語るトークイベント」が行われる。