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1万円以下で楽む巨匠の味。イタリアンの名店でディナーに感動【東京】

湯川カオル子旅・グルメ・温泉流浪人

「RISTORANTE “CANOVIANO”(リストランテ カノビアーノ)」といえば、ホテル雅叙園東京にあるイタリア料理の名店ですが、その味をより気軽に楽しめる「CANOVIANO CAFE(カノビアーノ カフェ)」が、2023年9月にオープン。今回は名店の味をゆったり味わえるディナーのアラカルトを紹介します。

≪今まで知らなかったイタリアンの味≫

イタリア料理の巨匠と称される植竹隆政シェフが手がける “自然派イタリアン” は、バターなどの動物性油脂をはじめ、にんにくや唐辛子などイタリア料理には必須ともいえる風味の強い素材を極力使わず、野菜や肉、魚介、ソースなど、個々の素材がもつナチュラルな美味しさを満喫できるレストランです。

JR目黒駅から徒歩7分ほど。ドレメ通りにあるカトリック目黒教会の向かいの路地を入り、ホテル雅叙園東京へ通じるアルコスクエアの1F玄関先にお店があります。

店内は北欧テイストの落ち着いた雰囲気。広い窓には豊かな緑が広がります。

グラスワインは気軽に飲める¥770から。さらに自然派イタリアンのコンセプトに合わせ、有機栽培や減農薬など、オーガニックワインを中心にそろえます。

乾杯酒には、スタッフが世界三大スパークリングワインのひとつ “プロセッコ” を提案。「イティネラ プロセッコ ブリュット」は、辛口の軽い口あたり。フルーティな香りと繊細な泡立ちは乾杯にピッタリでした。

≪活き活きとした素材の味を楽しむレストラン≫

「縞海老とカラスミの冷製カペッリーニ」 ¥1,320
「縞海老とカラスミの冷製カペッリーニ」 ¥1,320

CANOVIANOと言えば、植竹シェフがアミューズとして30年間作り続けるスペシャリテ「縞海老とカラスミの冷製カペッリーニ」
北海道産の縞海老の甘みと、イタリア・サルデーニャ島産のカラスミの奥行のある塩味をアクセントに、この日は静岡県のブランドトマト「アメーラ」の高い糖度と穏やかな酸味を活かすシンプルな味を、極細麺カペッリーニにまとわせます。旬のトマトを使うので、甘味の強弱や濃厚さの違い、時にはクセになる青っぽい風味など、その時々で味わいが変わるのも楽しみのひとつです。

「ウナギのカサレッチェ」 ¥2,400
「ウナギのカサレッチェ」 ¥2,400

素焼きにしたウナギの味わい深いほぐし身と、甘くて風味がとてもいい九条ネギを、塩で仕上げたシンプルな味。S字にひねったシチリア伝統のショートパスタ「カサレッチェ」は熟成させたモチモチの食感で、ウナギの旨味によく絡みます。

▲こだわりの味「牛テールの塩焼きタイム風味」 ¥1,980~¥3,300(小中大)
▲こだわりの味「牛テールの塩焼きタイム風味」 ¥1,980~¥3,300(小中大)

豚足のスープで2時間以上かけて煮込んだ骨付きの牛テールは、最後に軽く焼いて香ばしさをまとわせます。マッシュポテトの上にのせ、味わい豊かなパルメジャーノソースに、タイムの爽やかな香りがアクセント。牛肉の旨味が詰まって、とても柔らか。食べ終えるのが惜しまれる逸品です。

≪パフォーマンスが楽しいデザート≫

「目の前で完成する “出来立て” ティラミス」 ¥1,100
「目の前で完成する “出来立て” ティラミス」 ¥1,100

デザートはイタリアで愛されるティラミスを注文。レストランのスタッフがテーブルで仕上げる、ちいさなドラマを楽しめます。まずは土台になるコーヒーケーキが運ばれ、そのうえにエスプーマ(泡)にしたマスカルポーネクリームをたっぷり盛り付け。最後にカカオ70%のダークチョコレートを削って出来上がり。

よく知るティラミスとはまったく違い、予想外の出来栄えに驚かされる “劇場型” デザート。ふわっふわのエスプーマや芳醇なエスプレッソの風味を、最後まで楽しめるディナーでした。
デザートをゆったり味わう午後のティータイムもオススメです。

CANOVIANO CAFE(カノビアーノ カフェ)
住所:東京都目黒区下目黒1-8-1 ホテル雅叙園東京 内
営業時間:ランチ 11時30分~L.O.14時30分※土日祝は15時~
ティー 14時30分~L.O.17時※土日祝は15時~
ディナー 17時30分~L.O.21時30分
定休日:水曜日
詳細はこちらをご覧ください 公式ホームページ(外部リンク)
取材協力:ホテル雅叙園東京、カノビアーノ カフェ
ホテル雅叙園東京様ならびにカノビアーノ カフェ様のご協力により、試食させていただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

旅・グルメ・温泉流浪人

温泉にハマって全国を旅するようになって、2017年からは旅ライターをしています。ホテルなど宿泊施設の紹介や観光ガイド。グルメ記事では、アフタヌーンティーやカフェスイーツ、ホテルグルメもレポートします。特に草津温泉には今まで200泊以上。ガイドブックには載っていないレアな情報や、草津旅を満喫する方法もお知らせします。

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