横須賀の楽しい情報を発信！うみちゃんです。

汐入駅から徒歩2分のところにあるベイスクエア横須賀（横須賀芸術劇場とメルキュール横須賀が入っているビル）はかつて海軍下士官兵集会所がありました。

ビルの一角に石碑が建立されています。

戦後は駐留軍のEMクラブとして使用されていました。その後、EMクラブとして利用されていた建物は解体され、跡地に丹下健三設計による「ベイスクエアよこすか」が建設されました。

海軍下士官兵集会所の並びには明治42年（1909年）創業の横須賀写真館があり、現在も100年以上の歴史を持つ写真館として営業を続けています。

『未来へつなぐヨコスカ写真展』開催

8月24日に地球にやさしいマルシェ「エコルシェ WITH メルキュール横須賀」が開催されます。

【横須賀市】8/24何に入れて持って帰る？ワクワク！エコルシェwithメルキュール横須賀マルシェ開催

横須賀写真館主催「未来へつなぐヨコスカ写真展」がロビー会場内で同時開催されます。

準備中の様子を取材しました。

当時の貴重な写真の数々

横須賀写真館には戦前・戦後の写真が数多く残っています。

軍関係の仕事もしていたため、横須賀市内の様子のほかに海軍関係の貴重な写真も展示します。

目に飛び込んできたのは「昭和九年軍艦日向乗員一同」の集合写真です。

圧巻の光景に息をのみました。

昭和4年に昭和恐慌、昭和６年に満州事変、昭和7年には五・一五事件が起こりました。

このような社会情勢の中で、乗員たちはどのような思いだったのでしょうか。

一人ひとりの顔を見ながら、当時に思いを馳せると胸が熱くなります。

こちらは「昭和九年総合艦隊旗艦軍艦金剛乗員一同」の写真です。

まだ準備途中ですが、写真の下には説明を設置する予定です。

昭和8年8月5日の「特別大演習観艦式艦列図」の貴重な資料も公開。

各港の工場の様子の写真もあります。

昔の横須賀写真館です。

写真展開催の想いとは

実は筆者は、写真展開催の半年前に、メルキュール横須賀 総支配人 竹株枝里氏にお話を伺う機会がありました。

竹株氏は昨年、メルキュール横須賀に着任されました。

メルキュール横須賀が建てられる前は、海軍下士官兵集会所、EMクラブとして人々が集まる場所であったこと、この場所からジャズや横須賀の音楽の文化が発展したことなどを休日を返上して調べ、多くの写真も見たそうです。

EMクラブをイメージして建てられたメルキュール横須賀も以前と同じように「横須賀の地域と密着した人々が集える場所で在りたい」という想いがあり、いつか写真展を開催したいと話していました。

メルキュール横須賀4階にある横須賀写真館が多くの写真を保管してあることが分かり、「未来へつなぐヨコスカ写真展」開催が実現しました。

当日は、横須賀の生産者さんや製造者さんによる美味しい食べ物や環境に配慮したグッズ、後世に残したい良いものを販売する「地球にやさしいマルシェ」も開催しています。

横須賀を愛するメルキュール横須賀や市民の皆さんと一緒に開催するマルシェ、そして「未来へつなぐヨコスカ写真展」にぜひ足をお運びください。

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