五感で楽しむ出来立て最中!「たねや」日本橋高島屋限定・黒糖餡はお中元にもぴったりな正統派最中
出来立ての最中を召し上がったことは、ありますか?
注文してから最中種にあんこをはさんでくださるお店もありますが、その場でいただくわけではないことが多く、時間がたつとしなしなとあんこを水分を吸った最中種になってしまうことも。また、糖度を高めたあんこをはさんだものは、ある程度保存がききますが、それでもあんこの水分を吸ってしまうのがネックということも。
最近では自分で好きなようにあんこを挟むことができる最中も販売されておりますが、そのスタイルを初めて考案・実用新案を取得されたのが滋賀県を代表するお菓子屋「たねや」さんです。
昭和60年に世に誕生したこちらのスタイルは、現在では様々なお土産品や銘菓にも取り入れられております。その原点ともいうべき「初伝手づくり最中」ですが、今回は「日本橋高島屋限定・黒糖餡」をご紹介。
まず特徴的なのは、その形。細長い最中は、女性が大きく口を開かずとも上品に食べられるように配慮されているとのこと。最中って手で割るとはらはらと最中種が崩れてしまい、細かい部分が落ちてしまうことがあるのですがその心配も無用です。
彫られている文字は「天平」。天秤棒一本で全国を巡った近江商人に敬意をはらい、文字の見た目から現在の天平になったそうです。
最中種には、全国有数の米どころでもある近江の糯米を使用し、薫り高く軽やかに。挟みやすいよう寒天でそっとまとめ上げられた粒餡には、北海道産の小豆を。また、餡子に使用されている黒糖は沖縄県波照間産のものという拘りが。
餡子を開封した瞬間のふわっと華やかな香りと、最中種の強かな香ばしさに期待値があがります。そっとふたつをひとつに重ね合わせた瞬間から、ちりちりと餡子の水分を最中種が吸っていく音がはっきりと。はやる気持ちを抑えず、ぜひそのままぱくりと召し上がってみてください。
ざくざくっとした大胆な音が鼓膜を震わせ、砂糖の味ではなく、香ばしさや芳しさといった「香り」が色濃く立ち昇り鼻腔へと抜けていきます。
甘味は控えめですが、旨味やまろやかさのポテンシャルが高く、非常に満足度の高い最中です。
日本橋高島屋さん限定ではありますが、高島屋さんオンラインストアからですと他商品との詰め合わせでも購入が可能です。
これから本格的にはじまるお中元の季節は、家族揃って夏休みを楽しんでほしいという願いを込めて、こういった「楽しいお茶の時間」を満喫できるような和菓子をお送りするのもよろしいのではないでしょうか。
お日保ちも製造日より約1か月以上ございますので、お手土産にもぜひ。