オートバイのあれこれ『NSR250R!』
全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。
今回は『NSR250R!』をテーマにお話ししようと思います。
「NSR」。
この車名を聞いて、テンションがアガる人も少なくないでしょう。
特に最近は絶版車ブームということもあって、NSRに対する注目度が高まっているように感じます。
NSR250Rは、私も以前に所有していたバイクですので、今日はNSRについて語ってみましょう。
ただ、語ると言ってもスペックや特徴、歴史といったことには触れません。
そういった情報は調べればいくらでも出てきますし、私より断然NSRを知り尽くしている“NSRマニア”も世の中にはたくさんいますからね。
ここでは、私の体験からNSRを語ろうかと思います。
NSR、簡潔に言うと「走るのがメチャクチャ楽しいバイク」です!
何が楽しいかというと、コーナリング。
コーナリングがバシッとキマった時の快感が、もう、タマリマセン…(*´∀`*)
と、そんな分かったようなことを言っている私はただのアマチュアライダーで、この快感は2〜3回しか味わったことがありませんが、今でもその瞬間の感覚をはっきりと思い出せるほど、インパクトがありました。
言葉ではなかなか表しづらいですが、あの、アクセルオンで後輪が路面に食いついてグイグイ曲がっていく感覚。
思っている以上に曲がる!ンです(◎_◎)
よくバイクのインプレッション記事などで「オン・ザ・レール」という表現がありますが、まさにそれ。
レールの上をトレースするように、ググッと安定して旋回していきます。
それはさておき、中古車情報などを見ると、NSRがとても高額になっていますね。
100万円台、200万円台、フルオリジナルの良質車だと500万円超えもあったり…。
びっくりです。
私がNSRを買ったのは大学生の頃。
忘れもしません、個人経営の中古車屋さんで、乗り出し価格41万8,000円で購入しました。
買ったのは1992年式のMC21型NSRで、乾式クラッチ装備のSE仕様。
フルノーマル&不具合無し、走行距離8,000kmの個体でしたね。
今、同じ状態のNSRを買おうとすると、一体いくらになるのでしょうか…。
プレミア化する前に買って良かったと、しみじみ感じています。
さて、私がNSRを所有していた頃は「クランクシャフトのセンターシールが抜ける」「PGM(エンジンを制御するコンピューターユニット)が壊れる」といったことが弱点としてよく言われていましたが、最近ではNSRに精通したショップさんが対策部品を販売しているようで、維持のしやすさが改善されているようですね。
私もNSRに惚れこんだ一人なので、今NSRを所有されているオーナーさんが羨ましい限りです。
現在NSRは車両価格がとても高いですが、そこを乗り越えれば情報も多いバイクなので、現行車ほどではないにせよ、案外維持しやすいのかもしれません。