お金が かからないキャンプ術!形から入らず不便を楽しむ事ができれば初期費用は低予算で始められる
キャンプにお金をかけようと思えば天井知らず、予算がいくらあっても足りません。
道具を揃える金額が高くてキャンプを敬遠する方は多いのではないでしょうか?
そこで、不便を楽しむ事ができれば初期費用が安く始められるお金が かからないキャンプ術を紹介します。
これからキャンプを始めてみようという方で、「形から入る」より「低予算から入る」を選択する方に おススメです。
キャンプの三種の神器
キャンプの三種の神器と言えば以下の3点のアイテムになります。
・テント
・マット
・シュラフ
まず、テントの種類は様々あって価格もピンからキリまであります。
最近話題のワークマンが発売しているテントなら高スペックなソロ用テントで5,000円前後というリーズナブルな価格もあります。※2024年10月の情報
キャンプブームが下火になったお陰で、ホームセンターやリサイクルショップへ行けば、もっと安いテントを手に入れることが出来る場合もあります。
天気が良い日を狙ってキャンプへ行けば、安いテントでも十分に安眠できると思います。
ちなみに、ペグを地面に打つ時に石を使えばペグハンマーは必要ありません。
そして、フカフカ芝地のテントサイトなら1,000円以下の銀マットでも快適に過ごせます。
晩春から初秋にかけて低地でキャンプするならシュラフでなくても家にある毛布やブランケットでも暖が取れるでしょう。
家から持ってくれば実質0円です。
自炊時に使う火気
自炊をする際はキャンプ場のカマドを利用すれば焚き火台は必要ありません。
屋根付きの炊事場なら雨の日でも焚き火が楽しめる利点もあります。
薪は周辺に落ちている木の枝や川や海に流れ着いた流木を拾えば薪を買わずに済みます。
必要なものはライターかマッチですね。
もし、テントのそばで調理をしたいなら ご家庭にあるカセットコンロを使うと良いでしょう。
冬に鍋料理を楽しむご家庭なら持っている方は多いと思います。
家にあるカセットコンロを使えばキャンプ用ストーブを購入する必要はありません。
クッカーとカトラリー
キャンプの調理でカセットコンロを使うなら台所にある鍋がクッカー代わりに使えます。
テフロン加工をしている鍋なら炊飯時に ご飯の焦げ付きが少ないので洗い物も簡単ですからね。
炊飯用に鍋、オカズ調理用にフライパンを持って行くと良いでしょう。
食器はマルチに使える百均のシェラカップが おススメです。
・アルミ製の鍋(家の物)
・鍋のフタ(家の物)
・アルミ製のフライパン(家の物)
・百均のシェラカップ(110円)
そして、カトラリーも家にあるもので代用できます。
以下に一例を紹介します。
ちなみに牛乳パックは開いてからまな板として使い、使った後は焚き火の着火剤として燃やします。
・箸(家の物)
・スプーン(家の物)
・果物ナイフ(家の物)
・牛乳パック(家の物)
ライト・ランタン
ライトやランタンも百均へ行けば揃います。
LED製のライトなら消費電力が少ないので電池を多く持って行く必要がありません。
キャンプ場は夜になると外灯が点灯すると思うのでスマホのライトだけでも事足りる場合もあります。
その際はモバイルバッテリーも持って行くと良いでしょう。
もし、仏壇にロウソクがあるなら空き缶のランタンを作るという方法もあります。
洗面用具・着替え
洗面用具や着替えも家にあるもので十分でしょう。
・タオル(家の物)
・石鹸(家の物)
・歯ブラシ(家の物)
・髭剃り(家の物)
・下着・着替え(家の物)
・トイレットペーパー(家の物)
もし、旅行用の洗面用具セットが家にあればキャンプにも流用できます。
あと、タオルは数枚あると重宝します。
食料・水
食材や水も家にあるものを使えば食費の節約になります。
家の残り物でキャンプ飯の献立を立てれば冷蔵庫の中も整理出来て一石二鳥です。
お肉などの傷みやすい食材は百均の保冷バッグに入れると良いですね。
その際に水を入れて凍らせた牛乳パックを倒さないように一緒に入れておけば保冷剤は必要ありません。
野菜炒め でも野外で食べれば絶品ですからね。
道具を入れるバッグ・シート
最後に用意したキャンプ道具を持ち運ぶ為にバッグが必要になります。
ご家庭に大きなボストンバッグやリュックがあれば、それを使うと良いでしょう。
オートキャンプが出来るキャンプ場なら、フタ付きのボックスも おススメです。
荷物を入れたボックスを車から降ろすだけなので運搬に苦労しません。
あと、大き目のグランドシートがあればテントの撤収作業時に中にある道具を地面の泥で汚さずに外に置くことが出来ます。
例えば、3人用のテントなら2畳用くらい(180cm×180cm)が良いですね。
シートがあれば以下のメリットがあります。
- テントの下に敷いてテント底生地の破れ防止
- 雨水でテントが浸水したら中に敷いて防水対策
- 暑い時はタープとして日除けに使う
- シートの上にマットを敷いてイス代わりに使う
- 撤収時の荷物置き場として
もし、家に使わないブルーシートがあれば自分でカットして作っても良いでしょう。自分で作ればタダ同然です。
あと、家にある灯油用コンテナ(2缶用)を流用するという方法もあります。
このようにキャンプで使う費用の大半はキャンプの三種の神器です。
それ以外の道具は家にあるもので代用が可能なのです。
キャンプ場
日本には無料で利用できるキャンプ場やキャンプ適地が数多くあります。
その多くは各市町村によって管理されており、ルールは様々ですが そういった場所を利用すればお金は一切かかりません。
ただし、ゴミや炭は持って帰る、原状は復帰する など最低限のルールは守らなければなりません。
「〇〇都・道・府・県 無料キャンプ」で検索すると見つけることが出来ると思います。
最後に
では、お金を掛けないキャンプのデメリットはと言うと。
- 荷物が重くて嵩張るので労力が必要
- 人の目を気にしない精神力が必要
- 不便を乗り切るアイデアと技術が必要
- 無料の野営地はトラブル対策が必要
最初は家にあるものからキャンプをスタートして必要なものがあれば徐々に買い揃えて行くと自分が本当に必要とするものが見えてくると思います。
アイデア次第でキャンプ道具に流用できるもは数多くあります。
それらを見つけるのもキャンプの楽しみだと思います。
お金をかけない身軽なキャンプ、試してみてはいかがでしょうか?