昨日20日に福岡市で行われた講演会で、森喜朗氏(元総理大臣・東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長)の発言が大きな波紋を読んでいるのは周知のとおり。
ま、波紋と言うか世の中みんな憤慨!的な感じになっているわけです。実際ぼくのフェイスブックもツイッターのタイムラインも昨日の昼頃から、森氏への憤りの書き込みが満載だったわけですが、この森氏の講演での発言全文を読むとちょっと印象が変わってくるのも事実でして。
森氏の発言が、いずれにせよ配慮を欠いている問題ある発言だという認識は全文読んでも変わりません。むしろ、アイスダンスのリード姉弟へのコメントなどはいよいよ問題あるとも思いますが。。。
発言の一部を切り取る恣意性の危険
一方で、浅田真央ちゃんへの発言は、どうも文脈を読んでいくと、どちらかといえば彼女を非難しているというよりも、フォローしようとしてこういった発言をしてたんじゃないか?と読めるのも、一面ではないかと思うのです。
重ねて森氏の発言に問題がないとはさらさら思いませんし、やはり避難されるべきです。が、しかし一方でメディアが失言を報じるときに前後の文脈まで読んこんでみると、報じられたことと異なる印象を持つことも多いのも、また事実では?と思うのです。
発言の一部を切り取る恣意性の危険ってあるなぁ、とまぁ思うわけです。
出場する113名の日本代表は、それぞれ日本一、二。すごいじゃん!
なーんとなく、TVを見ていたりしてもやーっとしてた感覚が、ちょっと真央ちゃんの件などで自分の中ではっきりしてきた気がします。ってのは、やはり我々は、メダル獲得や勝ち負けに【過剰な】こだわりと期待をしすぎていないだろうか、ということ。いや、期待するのは普通だと思うんで、いいんですけれどね。ただ、メダルが取れなかったから過度な失望や、転じて罵倒になっちゃいけないとおもうんですよね。昨日の朝喫茶店でPCカチカチ一人で仕事していたら、横の席のおばちゃんたちが真央ちゃんの話をしていたんですが「やっぱ真央ちゃんは、16位の素質だったんでしょうねぇー」と発言していまして。そこに、ちょっと違和感があるわけです。
こういう発言を17歳にさせちゃうって、なんか頑張る人をダメにしちゃうことにならないだろうか。
改めて思うのです、結果はもちろん大事だし期待もしたい。でも、
なによりチャンレンジしている人って、カッコいいし尊い!
真央ちゃんの演技もそうだし、懸命なホンキな姿にはただ感動するわけで。
そして、自身を省みるわけです。
自分は日々チャレンジできているだろうか。
ほんの小さなことでも、昨日より今日、今日より明日と。
さあ、今日も1日頑張っていきましょう!
秋元祥治・公式ブログ http://akimotoshoji.blog.jp より