梅雨時期のお花と芝生のお手入れとは【ガーデニング初心者にもわかりやすく解説】
毎年梅雨時期にお花が傷んで台無しになっている、芝生を植えたけど梅雨時期に茶色くなったりする。どうしたら梅雨をうまく乗り切れるのか知りたい。
こんなお悩み解決します。
梅雨の季節が近づいていますが、ここをうまく乗り切れば梅雨明けには素敵なお花と緑の芝生が待っています。
ところが、梅雨の季節はお花も芝生も傷むことがとても多いのも経験談ですし、たくさんのお問い合わせをいただきました。
ガーデニング歴25年の私が実践していることをお伝えします。
お花の梅雨対策
お花の中でも特にペチュニアなどは梅雨の雨で傷みがちですが、おすすめなのは梅雨入り直前に切り戻しをして、風通しを良くし、次の満開を待つという作業です。
ただし、あまり早く切り戻しし過ぎると梅雨明け前に次の満開になったりしますので、ベストなタイミングは梅雨入り直前です。
切り戻し以外には、殺菌剤、殺虫剤を散布してみることです。梅雨時期は病気も発生しやすく、虫食いもとても多いです。
手軽なのは殺虫殺菌効果のあるベニカxネクストスプレーなどですが、頻繁に使ったり、たくさんのお花に与えるとあっという間になくなります。
節約するなら原液の殺菌剤、殺虫剤を混合してお花に噴霧器で与えることです。1本買えば1年もつほど経済的です。
軒下避難もおすすめ
梅雨時期は猛烈な雨が降ったり、連日降り続いて鉢植えはとても傷みます。軒下があるのであれば、そこへ置くのもおすすめです。その場合は最低でも半日日が当たる場所へ置くとよりよいです。
梅雨の大雨対策マルチング
地植えのお花の場合は、雨が強く降ると土が跳ね返ってお花の葉っぱに付着し、そこから菌が侵入して立ち枯れ病なども起きやすいです。特にジニア、ニチニチソウなどはマルチングをするととても効果的です。
マルチングはバーク堆肥を地面に敷き詰めるだけでOK。安くて簡単にできますし、土が黒に見えてお花が引き締まって見えます。
殺菌剤を使ってみましょう
ガーデニング初心者の方は殺菌剤ってお花に散布したことないかもしれませんが、プロの現場ではよく使われていますし、ほぼ副作用もないので、梅雨時期のお花の病気にとても効果的ですし、使うなら予防的に異変が起こる前に散布しておくのがポイントです。
芝生の場合
天然芝の場合は、梅雨時期は病気が出やすくて、今年の春に植えた方以外は水やりは控えめに。具体的には数日雨が降らない、芝が水切れでチリチリとしている時から与えてもいいくらいです。
この時期には液肥は控えることおすすめします。液肥即効性で、散布直後に効くので、もともと肥料が効いていた芝生などの場合湿度と雨で、さび病などの病気を招きやすいです。
芝生の場合も、殺菌剤での予防はとても効果的で、芝生が茶色気味に、少し怪しいと思ったら、殺菌剤の散布で防ぐことができます。
まとめ
お花や芝生は梅雨時期に傷みやすいですし、せっかく真夏のガーデンを楽しみたいのに、その前にダメになったら最悪です。
弱いお花、ペチュニアなどはできれば軒下がベストですし、強いお花は屋外で、地植えでも問題なく育ちます。
様々な対策を紹介しましたが、お花の場合は強い品種を植えておくだけで、特別なことしなくても余裕で梅雨を越せてしまいます。