台風に備えたい9つのリスト 台風8号が8月13日関東・東海に上陸の可能性
台風8号(メアリー)は、あす8月13日、東海地方から関東にかけて上陸する可能性があると予報が出ています。
停電、大雨による水害、強風による物が飛ぶなど、台風ではさまざまな被害が予想されます。台風の影響が出てくる前に家を備えておくことをおすすめします。
【1】屋外にある飛びそうなものを中に入れる
強風の場合は屋外にある物が飛び紛失してしまったり、飛んだ物で窓を割ったり、車を傷つけてしまうということもあります。室内に入れられるものは早めに中に入れるようにしましょう。飛んでしまうと自分の家ではなく、ご近所に迷惑をかけてしまう可能性があります。
大きな物でなくても、サンダルやゴミ箱は飛びやすいので注意が必要です。
【2】排水溝にゴミが溜まっていないかチェック
ベランダなどの排水溝にゴミが溜まっていると、大雨の場合は水が溢れて室内に入り込んでしまうという可能性もあります。集合住宅の場合は他の家に被害が出る可能性も。早めに排水溝のチェックをしておきましょう。
【3】停電に備えた照明とモバイルバッテリー・ポータブル電源の充電
台風で起こりやすいのが停電です。照明がない真っ暗な中で過ごすことになったり、今の時代、電気が使えないと情報が入手しづらくなります。
照明となるものは、乾電池式や太陽光で充電できるものなどいくつか用意し、普段から使っておくことをおすすめします。また懐中電灯であれば遠くまで照らすことができますが、室内で過ごすときには少し不便なので、ランタン型のものも用意しておくといいでしょう。
モバイルバッテリーは複数個用意して満充電にしておくこと。また少しお値段はしてしまいますが、ポータブル電源があると充電容量が大きいだけでなく、USBにくわえAC電源のコンセントなども使える製品が多いので、パソコンや扇風機なども使えるようになり停電中の不便が減ります。
【4】停電に備えて冷凍室には保冷剤
停電時でも冷蔵庫は扉を開けなければ2~3時間は温度を保つことができます。一度でも開けてしまうと庫内の冷気が逃げ、室内の温かい空気が中に入ってしまうため、必要がないのであれば冷蔵庫の扉は開けないようにしましょう。
またより長時間保冷するために、冷凍室に保冷剤や冷凍可能なペットボトルに水を入れたものを日頃から入れておくことをおすすめします。
【5】熱中症に備える
夏の停電で困るのは冷房が使えないことです。熱中症の予防も考えなければなりません。前述のようにポータブル電源があれば扇風機を使うことができますし、最近はUSBで給電できる小さめの扇風機もあります。
また保冷剤も体温を下げるのに有効です。保冷剤を使うためには冷凍室を開かなければならないので、食材にとっては好ましくありませんが、熱中症になってしまうことにはかえられません。保冷剤をタオルなどで包み、首筋や脇の下、太ももの内側の付け根の部分など太い血管が通っている箇所を冷やすことで、体温をより早く下げることができます。
また当然ながら水分補給も大切で、経口補水液や電解水などペットボトルのものや粉末のものも常備しておくと便利です。
【6】オール電化の家庭ならカセットコンロ
オール電化の家庭の場合、停電になってしまうと熱源がなくなってしまいます。カセットコンロも常備しておくと便利です。
【7】買い物するときのために現金
もしも停電中に買い物をする必要がでた場合、キャッシュレス決済は使えない可能性が高いです。そのときのためにも、現金も常備しておきましょう。
【8】買い物に行けないことを考え数日分の水と食料
台風のときは外出を控えたいですし、大雨による洪水などが発生した場合は、物流が滞り商品が入ってこないということも考えられます。また台風ではありませんが、コロナ禍の今は突然、自分が陽性になったり濃厚接触者になるということはありえます。そうなると買い物にも出られないので、1週間分の水と食料は確保しておきたいところです。
【9】避難しなくてはならない場合の準備
どこかへ避難しなくてはならなくなったとき、慌てないで済むように避難する場合の持ち物も常日頃から準備しておくと安心です。
前述の充電した状態のモバイルバッテリーの他、今はアルコール消毒品やマスクもあったほうが良いでしょう。また薬を服用している人は薬も必要です。ペットがいる方の場合はペットのご飯や薬なども忘れずに用意したいところです。
「備えあれば憂いなし」とはよく言ったもので、災害に対しては備えておくことで「不安」も「不便」も減らすことができます。今からでもできることをぜひやっておいてください。