【冬至に】かぼちゃのいとこ煮・おいしいかぼちゃの選び方
圧力鍋研究家のさいとうあきこです。
今年の「冬至」は、12月22日。
二十四節気の一つ「冬至」は、日の出から日の入りまでの時間が一年で一番短い日です。
寒さも厳しくなっていく季節。
冬至に、柚子湯に入るのはお馴染みですよね。そして、無病息災を祈って、「ん(運)」のつく食べ物を食べる風習があります。かぼちゃはその代表格。
なぜなら、かぼちゃは「なんきん」とも呼ばれるとおり、「ん」がふたつもついているからです。
今回は、かぼちゃと小豆で作る「かぼちゃのいとこ煮」のレシピをご紹介します。小豆は乾燥のもので大丈夫。圧力鍋だから、時短でほくほくに作れますよ!
圧力鍋で作る【かぼちゃのいとこ煮】
材料(4人分)
・小豆(乾燥) 100g
・水 300mL
・かぼちゃ 400g
・砂糖 大さじ1.5
・しょうゆ 大さじ0.5
作り方
1)小豆は洗ってザルにあげる。かぼちゃは大きめの一口大に切る。
2)圧力鍋に小豆を入れ、中火にかけてから炒りする。
水分が蒸発してから2〜3分、小豆の色が濃くなり、香ばしい香りがするまで炒る。
※から炒りすることで渋切りしなくても渋くなりません
3)水300mLを加え、圧力鍋のふたをして火にかける。
4)沸騰して圧力がかかったら、3分間加圧調理して火を止める。
※〈ゼロ活力なべの赤おもり〉を使用しました。その他の圧力鍋の場合は、3〜5分を目安に加圧調理してください
5)圧力が下がるまで余熱でしばらく置き、圧力が下がったらふたを開ける。
6)砂糖・しょうゆを加えてさっと混ぜ、かぼちゃを並べ、ふたをして火にかける。
7)沸騰して圧力がかかったら、1分間加圧調理して火を止める。
※〈ゼロ活力なべの白おもり〉を使用しました。その他の圧力鍋の場合は、1〜3分を目安に加圧調理してください
8)圧力が下がるまで余熱でしばらく置く。圧力が下がったらふたを開けて、できあがり。
お使いの圧力鍋が、高圧・低圧の切り替えができる場合は、小豆をゆでるのは高圧で、かぼちゃを煮るの時は低圧を使うのがおすすめです。
作り方は動画でもご紹介しています
おいしいかぼちゃの選び方
かぼちゃ料理をおいしく作るポイントは、かぼちゃの選び方。
今回は、スーパーに並んでいるカットされたかぼちゃの中から、おいしいかぼちゃを選ぶ方法をご紹介します。
皮のぎりぎりまで果肉の色が濃いもの
まず、注目すべきは実(果肉)の色。オレンジに近いくらい、しっかりと黄色味が強いものが完熟している証拠です。
次に、皮と実の境目。皮の緑色から、果肉のオレンジ色に移るグラデーションの部分が、少ないもの。つまり、皮のギリギリまで黄色い(オレンジ色)ものの方が、しっかり熟してます。
上の写真だと、右のかぼちゃの方が、皮のぎりぎりまでオレンジ色になってますよね。
種にも注目!
カットされたかぼちゃの断面に見える種。この種でもおいしいかぼちゃが見分けられます。種がふっくらと大きくなっているものの方が、熟している証拠です。
皮の色が変色してるのは?
かぼちゃの皮を見ると、一部黄色い部分が。
これって、傷んでるのでは?と心配になるかもしれません。
でも、傷んでいるのではなく、かぼちゃが成長するときに、地面に接していた部分は緑色にならないのです。この部分の色は、かぼちゃの果肉の色と近いので、この部分がオレンジっぽくなっていれば、それだけしっかり熟したかぼちゃであるといいう印です。
カットしていない丸ごとのかぼちゃを買う場合は、ここの色に注目してみてくださいね。
おいしいかぼちゃを選んで、冬至に【かぼちゃのいとこ煮】を作ってみてくださいね。