【圧力鍋でビーフシチュー】お肉はホロホロに、じゃがいもは煮崩れない大切なポイント
冬本番、あったかい煮込み料理がおいしい季節ですね。
中でもビーフシチューは最高のごちそう!
今回は、圧力鍋で作るビーフシチュー。
お肉はスプーンでほぐれるくらいに柔らかく、じゃがいもは煮崩れさせずに作る方法をご紹介します。
市販のビーフシチューのルウを使用したレシピなので、手軽に作れます。
圧力鍋でお肉ほろほろビーフシチューの作り方
材料(4〜5皿分)
・牛すね肉 400g(塩 小さじ1/2・こしょう)
・たまねぎ 中2個
・にんじん 1本
・じゃがいも(メークイン) 小4個
・水 300mL
・赤ワイン 100mL
・ローリエ 1枚
・市販のビーフシチュールウ 1/2箱(4〜5皿分)
1)牛すね肉は大きめの一口大(40〜50g程度)に切り分け、分量の塩とこしょうを揉み込む
2)圧力鍋に、水、牛すね肉、赤ワイン、ローリエを入れ、ふたを閉めて火にかける
3)沸騰して圧力がかかったら、10〜20分加圧調理(※加圧時間は圧力鍋によって異なる)して火を止める。そのまま圧力が下がるまで余熱で待つ。
4)玉ねぎは皮をむいて8等分のくし切り、にんじんは大きめの乱切りにする
じゃがいもは皮をむいて2つに切り水にさらす。
4)圧力が下がったらふたを開け、ローリエを取り出す。玉ねぎとにんじんを加え、じゃがいもを一番上にのせ、ふたをして火にかける
6)沸騰して圧力がかかったら1〜4分加圧調理(※加圧時間は圧力鍋によって異なる)して火を止める
7)そのまま圧力が下がるまで待ち、圧力が下がったらふたを開ける
8)じゃがいもは、ルウを混ぜている間に崩れるのを防ぐため、一旦取り出す。
市販のビーフシチュールウを加え(水分が足りなければ適宜水を足す)て中火にかける。とろみがついたら、最後にじゃがいもを戻し入れる。
作り方は動画でも詳しくご紹介しています
圧力鍋でビーフシチューをおいしく作るためのポイント
・圧力調理は2回に分ける
ビーフシチューの主役は、牛肉。
特にすね肉などは、しっかり煮込むことでほろほろ柔らかく仕上がります。
一方にんじんやじゃがいもなどの野菜は、牛肉に比べると短い時間で柔らかく火が通ります。
そもそも、牛肉を柔らかくするのと、具材である野菜をやわらかくするのでは、かかる調理時間に差があるのです。圧力鍋に同時に入れて圧力調理してしまうとうまくいきません。そのため、圧力鍋で作る場合は、まずは、お肉を圧力調理して柔らかくしてから、野菜を加えて、もう一度圧力調理してください。
・じゃがいもを煮崩れさせないポイント
じゃがいもの品種は煮崩れしにくいものを選んでください。メークインなどがおすすめです。皮をむいて大きめに切ったら、必ず水にさらしてください。途中で水を変えてしっかりとさらすことで煮崩れしにくくなります。また、圧力調理して中まで火が通ったら、ルウを加える前に一旦取り出し、最後に戻し入れると、混ぜている間にじゃがいもが崩れることを防ぎます。
・お使いの圧力鍋にあった加圧時間で調理すること
圧力鍋はどれも同じではありません。メーカーや製品によって、かかる「圧力の高さ(kPa)」が異なります。圧力の高さが変わると、同じレシピを作る時の圧力調理する時間(加圧時間)が変わってきます。お使いの圧力鍋にあった加圧時間で調理してください。参考までに主な圧力鍋ごとの加圧時間をご紹介します。
〈主な圧力鍋ごとの加圧時間〉
肉:10分/野菜:1分
・アサヒ軽金属(ゼロ活力なべ・赤オモリ)
・ワンダーシェフ(オース・魔法のクイック料理など140kPaのもの)
・鋳物屋
(目安として、120kPa以上)
肉:15分/野菜:2分
・フィスラービタクイック・コンフォート・プレミアム(高圧)
・WMF パーフェクトプラス・パーフェクトプロ(高圧)
・パール金属(切り替え式 高圧100kPa)
(目安として、80〜100kPa)
肉:20分/野菜:3分
・ティファール クリプソアーチシリーズ(高圧)
・ラゴスティーナ圧力鍋
・ワンダーシェフ エリユム・カルーナ・デリッシュ
・電気圧力鍋
(目安として、80kPa以下)
お使いの圧力鍋に合わせた最適な加圧時間で、おいしいビーフシチューをお楽しみくださいね。
今回は、煮込みに時間がかかる牛すね肉を使ったビーフシチューの作り方をご紹介しました。
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