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大谷、ベッツ、フリーマンの「3者連続三振」は何度目!? 前日は初の「3者連続ホームラン」

宇根夏樹ベースボール・ライター
ブランドン・フォート(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)Sep 1, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 9月1日、ロサンゼルス・ドジャースの3人、大谷翔平ムーキー・ベッツフレディ・フリーマンは、3回表に続けて三振を喫した。

 前日、彼らは、1回表に3者連続ホームランを記録した。この3人が同じ試合でホームランを打ったのは、連続かどうかを問わず、初めてのことだ。それについては、こちらで書いた。

「大谷、ベッツ、フリーマンが記録した「初回の先頭打者から3者連続ホームラン」は史上何度目!?」

 一方、彼らの3者連続三振は、初めてではない。6月12日と13日に続き、これが3度目だ。最初の2度は、どちらも、同じ投手が続けて三振を奪った。

「39歳のリリーフ投手が2試合続けてベッツ、大谷、フリーマンを3者連続三振に仕留める」

 3度目は、その前の2度とは、打順が異なる。また、相手は、リリーフ投手ではなく、先発投手のブランドン・フォート(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)だ。

 フォートは、メジャーリーグ2年目の25歳。2020年のドラフトで5巡目・全体149位指名を受け、昨年5月にメジャーデビューした。

 昨シーズンは、先発18登板とリリーフ1登板で計96.0イニングを投げ、奪三振率8.81と与四球率2.44、防御率5.72。今シーズンは、9月1日を含め、先発27登板の160.1イニングで、奪三振率8.70と与四球率1.91、防御率4.32を記録している。

 この日は、5.2イニングを投げて3失点(自責点3)。10三振を奪った。スタットキャストによると、3者連続奪三振の3ストライク目は、それぞれ、95.2マイルの4シーム、85.5マイルのスウィーパー、85.7マイルのスウィーパー。いずれも、ストライクゾーンの外の球で、バットに空を斬らせた。

 1登板に10奪三振以上は、4月28日の11奪三振(6イニング)と8月12日の11奪三振(7イニング)に続く3度目。メジャーリーグ1年目は、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第3戦の9奪三振(5.2イニング)が最も多かった。

 ちなみに、フォートがドジャースに対して投げた、その前の4登板は、昨シーズンの8月8日と30日が4.2イニング4失点(自責点4)と4イニング6失点(自責点5)、ディビジョン・シリーズ第3戦が4.1イニング無失点、今シーズンの5月21日は6イニング3失点(自責点2)だ。

 今シーズン、ドジャースとダイヤモンドバックスがレギュラーシーズンで対戦するのは9月2日が最後だが、昨年と同じように、ポストシーズンで顔を合わせる可能性もある。

 なお、9月1日の試合は、ドジャースが3対14でダイヤモンドバックスに敗れた。ドジャースは、2回裏に8点を取られ、3者連続三振の時点で、スコアは0対8。ベッツとフリーマンに、テオスカー・ヘルナンデスは、3回裏の守備にはつかなかった。

 大谷は、4打数0安打。3三振。打点と盗塁もなく、8回裏が始まる前に、ミゲル・ロハスと交代した。一塁を守っていたキーケー・ヘルナンデスがマウンドに上がり、ロハスは一塁の守備についた。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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