意外でもぴったりはまる!「塩豆かるかん」天然塩がほんのり効いた軽羹と北海道産金時豆は相性ばっちり
薩摩の地を代表する、軽やかでふんわりとした、四角だったり丸だったり棹型だったり、あんこを包んでいたり、ロールケーキのようにあんこを巻いていたり…という銘菓といえば、ピンときませんか?そう、軽羹。
その名の如く、真っ白な蒸し菓子は容貌も非常に軽やか。抹茶や紫芋、桜など季節ごとのフレーバーを販売しているお店もありますね。
鹿児島県で入手しやすかった自然薯を使用していたとはいえ、お砂糖を使った甘い軽羹はかつて献上品として非常に高価なものでしたが、今ではカジュアルに購入できるようになった鹿児島旅行の定番土産に。その軽羹を、1930年より作り続けているお店が鹿児島県霧島市にお店を構える「九面屋」さん。地元産の材料を大切にし、軽羹をはじめとする伝統銘菓や焼き菓子を作っていらっしゃるお店には、ちょっと珍しい人気の軽羹があるのです。
今回は九面屋さんの「塩豆かるかん」をご紹介。
白磁の正方形に、ぽつりぽつりと点在する見慣れない食材。塩豆かるかんは、北海道産の金時豆を蒸しあげた軽羹。ふっくらとしていながら、最後にツンと鼻の奥をつつくような山芋のちょっぴり癖のある香りがなんともいえません、そうそうこれこれ。少し指先に吸いつくようなしっとりとした質感もお馴染みです。
ねっとりと、それでいてどこかほわりとした空気感を残した軽羹は優雅な癒し系。あっさりとした米粉の甘さから、徐々に山芋のふくよかな風味が広がっていきます。
鹿児島県与論島の海洋深層水を用いた天然塩、「星の砂塩」を加えることにより、ほんのり口当たりの優しい塩味がついおりますので、甘味を認識しやすいけど飽きません。
また、立派な金時豆はほくほくとした歯応えもわずかに残しており、一般的な煮豆よりも素材の風味を活かした素朴な味わい。食感もアクセントとして楽しむことができます。
山芋と米粉、更に金時豆という南北の穀物の恵みを香りを閉じ込めた軽羹は個包装かつ食べ切りサイズなので、今まで何度も軽羹を召し上がったことのあるという方にも変わり種としてお土産に選択するのもよろしいのではないでしょうか。
鹿児島駅やデパート、霧島市内宿泊施設、サービスエリア等で購入することができます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<九面屋・本社>
公式サイト(外部リンク)
鹿児島県霧島市隼人町真孝2270-34
0120-920-216
8時~17時
定休日 日曜