【盗撮や痴漢を治す薬】や【性欲を抑える薬】は、あるのか? を性嗜好症に詳しいカウンセラーが解説。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
私は、「やめられない」をやめさせる、依存症に強い心理カウンセラーです。
私は、積極的に性嗜好障害のカウンセリングも行っているため、私のカウンセリングルームには、痴漢や盗撮で、警察に捕まった性犯罪者がご来室されることが多々あります。
痴漢や盗撮がやめられないクライアントは、家族から「あなた、そりゃ病気だわ」と言われ、メンタルクリニックへ行って、精神科医から話をほとんど聴いてもらえず、お薬だけ貰って、それで私のカウンセリングルームを訪れるのですが…、
私が、「どんな薬を貰ったのですか?」と訊くと、
クライアントは、「ええ、痴漢や盗撮がやめられる薬です」と答えることが多いです。
で私が、「えっ、そんな薬あるの?」と訊くと、
クライアントは、「えっ? うーん、性欲を抑える薬かなあ…」と答えます。
それで私が、「どれどれ」とばかりにお薬手帳を見せてもらうと、
何のことはない、SSRIなどの抗うつ薬を貰っていることがほとんどです。
私は言います。「これは、痴漢や盗撮がやまる薬でも、性欲が抑えられる薬でもありません。警察に捕まって、落ち込んでいるあなたの気持ちを回復させるだけのクスリ、抗うつ薬ですよ」と…。
私的には、「抗うつ薬なんか飲まず、しばらく落ち込んでいたほうが、本人のためになっていいのではないか?」と思うのですが、この記事をお読みの皆さんは、どう思いますか?
世の中には、痴漢や盗撮を治す薬などありません。
ついでに言っておくと、不登校を直す薬もありません。
ただ、「痴漢したい」「盗撮したい」という、衝動性を抑える薬はあります。
けれど、それも、本人が、「もう2度と、痴漢や盗撮などしたくない」と思っていなければ、飲んでも意味がありません。
あと、「性欲が増すかもしれない…」という薬はあっても、性欲を減少させる薬はありません。ただ、「この薬を飲めば、副作用で性欲が減退することもある」という薬はあります。←副作用ですから、誰もが効くとは限りません。
私は、酒やギャンブルや性、その他もろもろの依存症を本気で治したいのであれば、病院ではなく、嗜癖に強い精神医学の知識を持ったカウンセラーを訪ねるが1番だと思います。
この記事をお読みのあなたが、
腕の良い誠実なカウンセラーに出会うことを、私は心から祈っています。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。