一部上場の化学メーカーの面接で聞かれた内容は?
人生で一度は経験する面接。特に就活の面接ではどんなことが聞かれるのか?不安を抱いている人も多いと思います。
ここでは、2017年に化学メーカーの面接を経験している私が、面接で聞かれた内容について記載します。
化学メーカーの面接で聞かれた内容は?
私が、化学メーカーの面接で必ず聞かれた質問が下記の3つです。
- 自分の研究について
- 会社に入ってから何をしたいか?
- 自身のキャリアプランについて
おそらくですが、2,3についてはどんな業界でも聞かれると思うので、私の例を一つの参考にしていただければと思います。
私の記事が有意義であるか証明するために実績を述べますと、15社の化学メーカーの面接を受けて全部で10社の内定をいただきました。同年代の中では多く内定を貰えていたので、参考にする価値は少なからずあると思います。
それでは、上記3つの内容についてポイントをご紹介していきます。
①研究概要の伝え方!
研究者以外を目指す方でも、参考になる情報がありますので是非skipしないでご覧いただけると嬉しいです。
面接時の研究概要のポイントは2つです。
- 誰にでも分かりやすく簡単な言葉で伝える。
- 何に使えるかの応用例を発表に盛り込む
これらについて解説していきます。
ポイントの一つ目は、誰にでも分かりやすく簡単な言葉で伝えることです。面接には、研究職の方だけでなく文系出身の人事の方も参加しています。
企業に入ると、様々な事業で働いている方や役員など自分の研究に詳しくない方への発表機会が多いです。そんな中では、細かい話よりも端的に分かりやすく伝えることが企業の研究者として重要だと思われます。
就活の面接は、一緒に働く仲間を探す場所ですのでこういった点は重要視されるポイントだと思います。また、企業は製品を出して利益を得る営利組織なので、どういうoutput(応用)に使えるのか述べた方が興味を持ってもらえる傾向があります!(私の経験論です)
研究概要の長さは、企業の面接前に伝えられますので1分、2分、3分、5分それぞれのversionを用意しておくのがおすすめです。
②会社に入ってやりたいこと
次に、面接で絶対に聞かれるのが「会社に入ってやりたいこと」についてです。
会社に入ってやりたいことは、本当にやりたいことを述べるのも良いですが、面接に受かりやすくするためには会社が向かいたい方向に沿って述べると受かりやすくなります!(上司も言っていました(笑))
例えば、
これから環境に優しい物を作っていこう!と会社が向かっているのに対して、石油化学事業があったとしても石油化学品で○○を作りたいと言われると、この人はうちの会社には合わないだろうなと判断されてしまうかもしれません。
大手企業ほど3年離職率などを気にするので、辞めてしまうかもしれない人を採用したくない傾向にあるからです。
それでは、どのようにして会社の方向性を調べれば良いのでしょうか。
会社の方向性を調べるためにはどうすれば?
その答えは、会社の中期経営計画です!
中期経営計画には、少なくとも数年単位での計画が記載されているので参考になります!上場している会社では、投資家から資金を調達するために必ずこのような計画を出しています。
中期経営計画は会社名+IR情報で検索したら出てくるので、ぜひチェックしてみて下さい。
③自身のキャリアプランについて
最後に、面接で必ず聞かれるのが「自身のキャリアプラン」についてです。
自身のキャリアプランは、その人がどういう仕事を望んでいるのか調査していると言われています。正解は分かりませんが、少なくとも私はキャリアプランを企業が求める人物像に沿って述べました。
私の会社では、チャレンジ精神を持つ人を望んでいたのでなるべく複数の部署を経験したいとアグレッシブさをアピールしました!結果としては数社に受かったので少なくともこの戦略はマイナスではないと思います。
入社した今だからこそ思いますが、面接のときに述べたキャリアプランで将来の人事が決まることはほとんどないと思うので、ここでは夢を大きく語ることが重要だと思います。
ちなみに私の例としましては、
基礎研究からプロセス開発までを一連で経験して現場のやり方を学んだ後、自身で企画した研究テーマを自らの力で製品化まで携わってみたいと言いました。
これらの内容が皆さんのお役に立てると嬉しいです!
面接を受ける前にどんな準備をすべきか知りたい方は、過去の記事をご覧ください。
まとめ:化学メーカーの面接で聞かれた内容は?
今回は化学メーカーの面接経験を参考に、面接ではどんな内容が聞かれるのか?についてご紹介しました。
具体的には、下記3つのポイントについて述べました!
- 自分の研究について
- 会社に入ってから何をしたいか?
- 自身のキャリアプランについて
化学メーカーは本当にホワイトなのか?福利厚生は良いのか?について知りたい方は、ぜひこちらの記事もをご覧ください。