3年前の新人王が再ブレイク中!? 継続中の「8試合連続二塁打」は、1900年以降の最長まであと1試合
3年前、ジョナサン・インディア(シンシナティ・レッズ)は、新人王を受賞した。開幕戦で「7番・二塁」としてメジャーデビューし、150試合で打率.269と出塁率.376、21本塁打と34二塁打、12盗塁、OPS.835。新人王の投票では、30人中29人から1位票を得た。
だが、その後の2シーズンは、やや低調。出塁率は.327と.338、OPSは.705と.746にとどまった。
メジャーリーグ4年目の今シーズンは、ここまでの77試合で打率.278と出塁率.381、5本塁打と18二塁打、8盗塁、OPS.791だ。ホームランは少ないものの、3年前の輝きを取り戻したようにも見える。
6月18日以降は、12試合続けてヒットを打ち、打率.489と出塁率.549、1本塁打と12二塁打、OPS1.371を記録している。22日からの8試合連続マルチ安打――1試合2安打以上――は、30日に途切れたものの、23日から30日まで、8試合続けて二塁打を打っている。
イライアス・スポーツ・ビューローによると、8試合連続二塁打は、1900年以降、2番目の長さ。2007年4月23日~5月2日のデレク・リーと2016年7月24日~8月2日のヤディアー・モリーナと並び、2019年7月31日~8月8日に9試合連続二塁打のボー・ビシェット(トロント・ブルージェイズ)に次ぐ。インディアは、次の試合も二塁打を打てば、最長タイとなる。ちなみに、ビシェットのストリークは、デビュー3試合目からだ。
インディアは、6月24~30日の週間最優秀選手に選ばれた。この賞を受賞したのは初めてだ。
もっとも、再ブレイクを果たしたのかどうかは、まだ判断しかねる。開幕から6月17日までの65試合は、打率.235と出塁率.349、4本塁打と6二塁打、OPS.674だった。
なお、インディアは、2018年のドラフト全体5位だ。その前の4人は、ケーシー・マイズ(デトロイト・タイガース)、ジョーイ・バート(当時サンフランシスコ・ジャイアンツ/現ピッツバーグ・パイレーツ)、アレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)、ニック・マドリガル(当時シカゴ・ホワイトソックス/現シカゴ・カブス)。インディアの次は、高校生のトップとして、ジャレッド・ケルニック(現アトランタ・ブレーブス)がニューヨーク・メッツに指名された。