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【実録】減らせば快適?物を極限まで減らし続けた元汚部屋住人の末路

シンプリストうた暮らし研究家

とにかく物持ちだった汚部屋時代。物を減らし続けていった結果、汚部屋を脱出できましたが、汚部屋を脱出できた後もその勢いは止まりませんでした。

一時期は「ミニマリストでは?」と思われるほど物がなかったわが家。そんな「物を減らし続けた元汚部屋住人の末路」についてご紹介いたします。

1.家事がラクになった

「得意な家事はない!」と言い切れるほど家事嫌いだった筆者。年子のワンオペ育児で疲労もピークだったため、何とかして家事時間を減らそうと試みました。家事をラクにする方法は色々ありますが、一番手っ取り早いのは「物を減らすこと」でした。

たとえば、バスタオルをなくせばたたんだり乾かす時間が短くなりますし、キッチンマットやラグをなくせば洗濯する時間も減ります。とにかく手間だと感じる物全てを片っ端からなくしていきました。そもそも物が少なければ片づけこと自体少なくて済みますよね。

その結果、たしかに家事はラクになりました。当時のワンオペ育児のキャパをみても、「そこまで減らさなければやっていけなかった」というのが正直なところです。

2.不都合も起きた

物を減らすと全てが快適になると思っていましたが、必ずしもそうではありませんでした。テレビもソファーも手放したときには、夫から「居場所がない」と言われたことも。

また、筆者自身は服を減らし、着回し重視でノーマルな服ばかりをそろえた結果、オシャレを楽しめなくなっていました。毎日同じ服をきて幸せに感じるかどうかはその人次第です。筆者の場合は、幸せに感じるどころかクローゼットを見ることすらおっくうに感じてしまうほど気分が盛り下がってしまいました。

3.少しずつ増やして「快適空間」をつくっていった

そんな「少なすぎる弊害」を体感したわが家は、少しずつ必要な物やくつろげる物を意図的に増やしていきました。一度なくしたことで物選びも慎重になり、失敗買いも減りました。たとえば、ベッドは床下も掃除しやすい高さのあるベッドを導入するなど、欠点をカバーできるような商品選びをすることを意識するように。

必要な物は必要な物として割り切り、管理できる範囲で少しずつ増やしていきました。

現在は、ソファーもテレビもありますが、そのせいで散らかりやすくなったということはありません。以前よりも落ち着く快適空間をつくることができています。

結論:ほどよく物がある暮らしに落ち着いた

結局「何もない部屋」からテレビもソファーもベッドも復活し、「ほどよく物がある暮らし」に落ち着きました。

適量は人それぞれ、極端に物が少ない方が快適だという人もいますし、物が多くないと落ち着かないという人もいます。一度物を減らしすぎたおかげで、わが家はどのレベルが快適なのかが明確に分かるきっかけとなりました。物を減らし続けた元汚部屋住人は、「持ちすぎない暮らしをするシンプリスト」へと転身を遂げました。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※記事内容は個人の感想や見解を含みます。

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暮らし研究家

「明日の自分をちょっとラクにしてくれる」を元に暮らしの情報を発信中です。得意分野は、片づけ、整理収納、インテリア、ライフスタイル、防災、アイテム紹介など。夫と小学生2人の4人暮らしで2LDK賃貸住まい。引っ越し経験10回の転勤族の妻でもあり、10年間の都会暮らしを経て現在は田舎暮らしをしています。

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