Yahoo!ニュース

『69歳にはつらい雨の駒場自由席』ルヴァン杯 浦和vs清水【山中伊知郎の素人目線2023】

浦議浦和レッズサポーター(さいたま市)

■高齢にはつらい駒場自由席

バチでも当たったのかと思うくらいに、わざわざ最悪のコンディションの日の開催になってしまったきょうの試合。昨日に引き続き、寒いし雨だし、せっかくの桜も落ち着いてみるような状況じゃない。それで、家で用事があって、試合開始ぎりぎりになってようやく駒場にたどり着いたら、さすがにメインスタンドは空席が相当に目立つ。

メインスタンドはさすがにきょうも空席が多め
メインスタンドはさすがにきょうも空席が多め

とはいえ、私が買った自由席チケットは、西側立見席が予想通り満員。通路も兼ねた、最後列のスペースしか空きがない。ただ、これ、屋根に阻まれてしまうんで、普通に立ったら、ほぼ試合はまったく見られない。しいて見るとしたらしゃがまなくてはならないし、それでもようやく前の人のすき間から見えるだけで、とても試合全体を見渡すなんで不可能だ。

最後列に立つと、しゃがまないとほぼピッチは見えない
最後列に立つと、しゃがまないとほぼピッチは見えない

無理してでも、ちょっと早めに来て、そこそこ前の席を確保しておくんだった、と反省。

年取って、しゃがむと、2分か3分で足腰がキツくなって「めまい」がしてくるのだから情けない。体重百キロ超えていて、もろ足に負担が来る。

しゃがみ込み  試合の前に  めまいして

■試合が進むうちに体調が悪化・・・

西側立見席は、こんな天候で集まるのだから、普段以上に応援のテンションは高い。だが、私としては、試合の進行に従って、どう観戦するかが注目ポイントになる。幸い前半は、レッズがほぼ押している状態だったので、西側のゴールに迫ってくることが多い。とはいえ、しゃがまないと視界も開けて来ない場所にいる身としては、誰から誰にパスがいって、誰がシュートしたのかもほぼわからない。その上、ずっとしゃがんでるとくたびれるために、ときどきは立ちあがってしまうと、ピッチ上の動きがほぼわからなくなる。

こりゃ疲れる。どうにかリンセンのゴールはしゃがんでる時だったんで、目にすることができたものの、要するに誰が決めたんだか、ほぼわからなかった。

まあ、「点取り屋」で呼ばれて点取れなかったリンセンがやっと決めてよかった。

初得点  雨と寒さと  点取り屋

駒場のハーフタイムといったら、やはりトイレだ。きょうみたいな寒い日はますますトイレも近くなる。だが、駒場は、しかもバックスタンドはあまりにトイレが少ない。ついつい私もタイミングが遅れて列に並ぶのが遅くなったら、もう列はとんでもなく長くなっていて、とうとう後半戦開始しても、まだ便器に到達できなかった。

長旅を  覚悟で並ぶ  トイレ前

すいません。きょうについては試合内容以上に、立見席やらトイレやら、雨やら寒いのやらのグチばかりになってしまって。それでも何とか集中させようとしたが、後半途中になって、しゃがむのがあまりにしんどいのと、気候もあってだんだん気持ち悪くなってしまったために、終了まで見届けずに退場。1点返されたのと、観客が1万人ギリギリ超えたのは、あとになって知る。70近くなって、あえて無理はしない。風邪ひくし。

家に帰って、18日の試合の後に引き続いてキムチ鍋食う。寒くて雨の日の夜は、キムチ鍋が良く似合うのだ。

肌寒い  駒場の後には  キムチ鍋

いい天気の日に見たいね。

山中伊知郎

1954年生まれ。1992年に浦和に引っ越して来て、93年のJリーグ開幕時にレッズのシーズンチケットを取得。以後31年間、ずっとシーズンチケットを持ち続け、駒場、ならびに埼スタに通う。2021年より、レッズ戦を観戦した後、「川柳」を詠むという「レッズ川柳」を始める。現在、去年一年の記事をまとめた単行本『浦和レッズ川柳2022』(飯塚書店)が好評発売中。代表を務める「ビンボーひとり出版社」山中企画では、昨年9月、お笑い系プロダクション「浅井企画」の元専務・川岸咨鴻氏の半生を追った『川岸咨鴻伝  コサキンを「3億年許さん」と叱責した男』をリリース。11月上旬には『タブレット純のローヤルレコード聖地純礼』も発売。今年4月には、漫才協会在籍30年の浅草芸人・ビックボーイズ・なべかずおが半生を振り返る『たまらんぜ! 芸人人生七転び八転び』を出す。

浦和レッズサポーター(さいたま市)

浦和レッズに関する情報をまとめたり、議論したりする『浦議』を1998年から運営しています。最近はYou Tube「浦議チャンネル」もやっています。浦議チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCAFN4-ne2gUkEl6xddW71hA

浦議の最近の記事