大谷翔平に続き、ア・リーグ2人目の20本塁打到達。その差は4本。ナ・リーグは4人が20本塁打以上
6月25日、ルイス・ロバートJr.(シカゴ・ホワイトソックス)は、シーズン20本目と21本目のホームランを打った。
ア・リーグで20本塁打以上は、ロバートJr.が2人目。他には、25本塁打の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)しかいない。ロバートJr.は、前日に並んだアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)を追い抜き、単独2位に浮上した。
ジャッジは、6月4日から欠場している。右足親指の負傷は、打撲や捻挫ではなく、靱帯の断裂だ。復帰の見通しは立っておらず、最悪の場合、このままシーズンを終える可能性も――そうならないことを願うが――ある。
ジャッジに次ぐ、4位は、18本塁打のラファエル・デバース(ボストン・レッドソックス)だ。5位には、17本塁打の4人、ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)、ジェイク・バーガー(シカゴ・ホワイトソックス)、アドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)、マイク・トラウト(エンジェルス)が並ぶ。
アルバレスは、右脇腹を痛め、6月9日から欠場中。こちらも復帰間近ではなく、早くても、オールスター・ブレイク後になるだろう。
ちなみに、打点のトップ3は、61打点の大谷、60打点のデバースとガルシアだ。
一方、ナ・リーグでは、4人が20本塁打に到達している。6月25日を終えた時点では、25本塁打のマット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)がトップに位置し、その後ろに、24本塁打のピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)、21本塁打のホルヘ・ソレーア(マイアミ・マーリンズ)、20本塁打のカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)が続く。5位は、19本塁打のムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)だ。
オルソンは、6月15日以降の9試合で7本塁打。なかでも、6月23日~25日のここ3試合は、2本、1本、1本と立て続けに打っている。60打点も、リーグ最多。2番目に多いアロンゾとオジー・オールビース(ブレーブス)に、5打点差をつけている。
アロンゾは、左手首に死球を受け、6月8日から17日まで故障者リストに入っていた(当初の見込みよりも早く復帰した)。欠場前の62試合で22本塁打、復帰後は7試合で2本塁打だ。
各リーグ本塁打トップ5は、以下のとおり。
ランクインしている選手のうち、本塁打王を獲得したことがあるのは、ジャッジ(2017年と2022年)、アロンゾ(2019年)、ソレーア(2019年)、シュワーバー(2022年)の4人だ。ホワイトソックスの2人は、キャリアハイを更新中。どちらも、100試合以上に出場したシーズンは、まだない。