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この「バーガーキング対決」はどっちが勝った!? 結果はフライではなく…

宇根夏樹ベースボール・ライター
ジェイク・バーガー(シカゴ・ホワイトソックス)Jun 8, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月8日、ヤンキー・スタジアムで行われたダブルヘッダーの1試合目だ。7回表に、ジェイク・バーガー(シカゴ・ホワイトソックス)が打席に入った時、マウンドには、この回から登板したマイケル・キング(ニューヨーク・ヤンキース)がいた。

 彼らは、これまでに対戦したことがなかった。けれども、バーガーとキングによる「バーガーキング対決」は、初めてではない。昨シーズンに2度、バーガーとジョン・キング(テキサス・レンジャーズ)が対戦している。6月10日と12日に、1打席ずつだ。

 バーガーは、2021年の夏にメジャーデビューした。ベースボール・リファレンスによると、ラストネームが「BURGER」のメジャーリーガーは、過去を含めても、他には誰もいない。

 一方、「KING」のラストネームを持つメジャーリーガーは少なくないものの、バーガーのデビュー以降にメジャーリーグでプレーしているのは、ジョンとマイケルの2人だけだ。

 今のところ、メジャーリーグにおける「バーガーキング対決」には、2通りの組み合わせしかなく、そのどちらも実現した、ということになる。

 これまでの「バーガーキング対決」のうち、最初の2度は、バーガーが出塁している。それぞれ、内野安打と敬遠四球だ。直近の3度目は、内野ゴロに討ち取られた。残念ながら(?)いずれの場合も「フライを揚げるのではなく、フライを打ち上げた」とはなっていない。

 なお、ラストネームが「MOS」のメジャーリーガーはいない。「FRESHNESS」と「DOMDOM」も皆無だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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