これが新型コロナ時代のサッカーなのか。Kリーグ開幕と日本人選手たち
5月8日、韓国のプロサッカーリーグであるKリーグが開幕した。
Jリーグをはじめ世界各国のリーグが中断や早期終了を余儀なくされている中でスタートしたKリーグ開幕のニュースは、日本でもさまざまなメディアで報じられた。
そんなKリーグ開幕の様子を、韓国で唯一にて最大のサッカー専門フォトエージェンシーであるFA photosの写真で紹介する。FA photosはKリーグを主管する韓国プロサッカー連盟と韓国サッカー協会のオフィシャルフォトも担当している。
今季から全北現代でプレーする日本人Kリーガーの邦本宜裕はベンチ・スタートとなったが、60分に途中出場。3本のシュートを放った。
(参考記事:“日本人Kリーガー”邦本宣裕を韓国紙が大絶賛「常勝軍団のエース候補に名乗りを上げる!」)
ゴールを決めたのは邦本ともに後半途中からピッチに立ったイ・ドングッ。83分、右コーナーキックからのボールをヘッドで押し込み、それが決勝ゴールとなった。
ゴール後に披露したのは、新型コロナウイルス感染症の克服のために最前線で奮闘する医療陣や関係者に感謝の気持ちを表す“おかげさま”パフォーマンス。「尊敬」を意味する手話の動きで韓国では今、スポーツ選手やアイドル、女優、文在寅(ムン・ジェイン)大統領も賛同する国民的キャンペーンになっている。
そのほかの試合の様子や日本人MF西翼の活躍は?
5月9日の土曜日、5月10日の日曜日にも各地でKリーグが行われた。かつて日本のJリーグでプレーし、現在は監督としてKリーグに携わる“懐かしい顔”たちも、Kリーグ開幕を迎えた。
2018年から大邱(テグ)FCに所属する日本人MF西翼も久々にKリーグのピッチに戻ってきた。
昨季はシーズン開幕時からレギュラーの座を掴み、2019年4月20日の第8節・浦項スティーラーズ戦ではKリーグ初ゴールも決めたが、5月26日の第13節・水原三星戦で膝の十字靭帯を痛め、手術することに。リハビリが続き、昨季は13試合1得点1アシストに終わっていた。
だが、5月9日の仁川(インチョン)ユナイテッド戦では先発として今季Kリーグ開幕を迎えた。試合は0-0のドローで終わったが、西は90分フルタイム出場した。
写真協力:FA photos http://www.faphotos.co.kr