「キウイの皮を捨てる」←「それやめて!」料理人からのお願い【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「キウイ」は好きですか?また、旬をご存知でしょうか?
キウイは1年中販売されているため、『あれ、旬っていつだ?』と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。実は、キウイの旬は生産地によって異なるんです。
ニュージーランド産(外国産)のキウイは5月から12月が旬です。一方、国産のキウイ、特に福岡県や愛媛県などで生産されるものは、11月から4月頃が旬となっています。このため、スーパーでは、1年中キウイを手に入れることができるのです。
また、キウイはビタミンCが豊富で、1個で1日の推奨摂取量を上回るほどです。
そんな優秀なキウイですが、皆さんはどのようにして食べていますか?今回は特に『食べ方』に焦点を当て、解説していきたいと思います。キウイファンの皆さん、ぜひ最後までお楽しみください!
今回の目次
- キウイの皮は食べられる!
- 皮に潜む「豊富な栄養素」
- 皮ごと美味しく食べる方法
- まとめ
キウイの皮は食べられる!
相対性理論で有名な物理学者アルベルト・アインシュタインの言葉に、『常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない』というものがあります。
「キウイの皮は捨てるもの」これは私たちが子どもの頃に親から自然と教わった常識。だが、実は…
キウイの皮は食べることができるのです!
この発言に多くの方は、「え、そうなの?知らなかった」と驚かれることでしょう。実際、海外では皮ごと食べる人も多く、キウイの皮には豊富な栄養素が潜んでいるのです。
皮に潜む「豊富な栄養素」
キウイの皮にはどのような栄養素が潜んでいるのか?一緒に見ていきましょう!
キウイを皮ごと食べると…果肉だけの場合の2倍の食物繊維、⒈3倍のポリフェノールを摂取することができます。また、皮にはタンパク質分解酵素である「アクチニジン」が果肉の約4倍も多く含まれています。
『アクチニジンってなに?』と疑問に思う方も多いでしょう。アクチニジンとは、キウイ特有の成分で、肉や魚などのタンパク質の分解を助け、消化を促進する働きがあります。これにより、「胃もたれ」や「消化不良」を防ぐ効果が期待できるのです。
※この内容は、『書籍:完全版 その調理、9割の栄養捨ててます! 東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部(監修)』を参考にしています。
皮ごと美味しく食べる方法
ここまで読むと、『キウイは皮ごと食べるといいみたいだね』と分かって頂けたかと思います。しかし、キウイの皮はチクチクしており、そのままの状態で食べるのは少し抵抗があるかもしれません。そこで、「皮ごと美味しく食べる方法」をご紹介します!
今回使うアイテムは…「アルミホイル」です。具体的な手順は以下の通り↓
①アルミホイルを軽く丸める。
②皮をゴシゴシと擦る。
③水で洗い流す。
また、食べる際は輪切りにするのがオススメです。輪切りだと皮の面積が少ないため、食べやすくなるのです。
まとめ
- キウイは皮ごと食べられる
- キウイの皮には豊富な栄養素が潜んでいる
- 皮ごと食べると、果肉だけの場合の2倍の食物繊維、⒈3倍のポリフェノールを摂取することができる
- 皮にはタンパク質分解酵素である「アクチニジン」が果肉の約4倍も多く含まれている
- 皮ごと食べる際は「アルミホイル」で洗う