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ナ・リーグの二桁本塁打は7人に。7人中、ドジャースの大谷とテオを除く5人は揃ってホームランを打つ

宇根夏樹ベースボール・ライター
ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)May 22, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月22日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスは、6対0でロサンゼルス・ドジャースを破った。この試合のホームランは2本。クリスチャン・ウォーカーケテル・マーテイが、どちらもシーズン10本塁打に到達した。

 これにより、ナ・リーグで二桁本塁打の選手は、前日が終わった時点の5人から7人に増えた。この7人のうち、5月22日にホームランを打たなかったのは、ウォーカーとマーテイと同じ試合に出場した2人、13本塁打の大谷翔平と11本塁打のテオスカー・ヘルナンデスだけだ。

 ウォーカーとマーテイの他に、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)がシーズン15本目、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)が12本目、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は11本目のホームランを打った。

 ちなみに、ドジャースの2人がホームランを打った、現時点では最後の試合は、大谷が5月17日、テオスカーは5月11日だ。

筆者作成
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 ア・リーグで二桁本塁打の選手は、前日から増えていないものの、ナ・リーグの倍以上だ。16人を数える。

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 彼らのうち、5月22日に本数を増やした3人は、いずれも同じ試合に出場。アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が1回裏にシーズン14本目、ホアン・ソト(ヤンキース)が3回裏に12本目と6回裏に13本目、カル・ローリー(シアトル・マリナーズ)は8回表に11本目のホームランを打った。試合は、ヤンキースが7対3でマリナーズを下した。

 なお、5月1日~15日のホームランは、カイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)の6本が両リーグで最も多い。このスパンに5本は9人。そのなかには、大谷とテオスカー、ジャッジもいる。

 一方、5月16日以降のホームランは、ラファエル・デバース(ボストン・レッドソックス)の5本が最多。デバースは、15日から20日まで、6試合続けてホームランを打った。次いで多い4本の3人中、ガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)は、17日~20日に4試合連続ホームラン。タッカーとソトは、このスパンに1試合2本塁打を2度、それぞれ、19日と21日、18日と22日に記録した。今シーズン、タッカーは、4月1日と12日にも、1試合に2本のホームランを打っている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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