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【東京都台東区】自家製ツナサンドが抜群の味わい&食べごたえで感動!新御徒町駅近リノベカフェ「229」

デヤブロウ街歩きWebライター(東京都台東区)

 今回は新御徒町駅の近くにある個性派カフェ店舗「229」の紹介です。
 元は蕎麦屋だった建物をリノベーションした穏やかな店内で、本を読みながら過ごせる癒しのひと時。また、サンドイッチやおつまみ類も食材・調理にこだわっていて、とても美味しいお店です。

◆お座敷&カウンターでゆったり読書を楽しめる、暖かなグレーの店内

 「229」という店名は、うるう年の2月29日に由来しています。この日付が暦の運行に欠かさないように、日常生活を彩る些細な出来事や新しい出会いを育む場所というコンセプトになっているそうです。

 室内はグレーの一色に塗られていますが、無味乾燥とした雰囲気ではありません。むしろ広めの窓から差し込む外光がグレーの面で柔らかく反射され、部屋全体が温かみに包まれています。

 格子戸には蕎麦屋時代のなごりも見受けられます。「229」のオープン以前は、ここで地元の方々が美味しいお蕎麦を食べに出入りしていたのでしょうか。

 カウンターは4席。1階の壁面に対して直角でなく斜めに設置された、独特なレイアウトです。

 カウンター奥の厨房に見える、瓶詰めのスパイス棚も興味をそそりますね。

 お座敷席もあり。昔の蕎麦屋っぽい要素を新しい魅力に上手に転化させている辺りに、巧みなデザイン性が感じられます。

 入り口右の壁棚をはじめとして、店内あちこちに小説・写真集・アートの本が沢山あり、カフェタイム中に手にとって読んでいられます。蔵書のなかから、自分にとって意外な発見や気づきがあるかもしれません。

 店内BGMもゆったりしたジャズ風や伝統音楽など。お客さんが心を落ち着かせてゆったり寛ぐことに対する、徹底した姿勢が見られます。

 また、「229」の特徴は1階がカフェ、地下1階はギャラリー、2階にヘアサロンと様々な用途のスペースを複合していること。ギャラリーのみ、ヘアサロンのみの利用OK、頑張って全部見てみるのも勿論OKなので、気分や都合に応じて様々な活用ができそうです。

◆メニューはサンドイッチが充実&個性的で珍しい料理名も

 「229」のメニューは通常の冊子型でなく、短冊のような独特の形状。グレーと黒の2種類があり、扇のようにスライドさせてページを開きます。

 デザイン自体もお店の雰囲気を壊さないように一役買っているほか、お店のコンセプトなども書かれており、注文後も読んで楽しめる工夫がされています。

 グレーの方は通常のメニュー。サンドイッチ類が充実しているほか、キーマカレー(1200円)や中東料理のフムス(660円)ウフマヨ(660円)などもあります。今回はツナサンドが自家製というのが気になってチョイス。

 メニューを読んで「ウフマヨって…??」と興味を持つ方も多いかもしれません。フランスの前菜で「ウフ=卵」「マヨ=マヨネーズ」の意味だそうです。何だかウフフッとしそうな名前に惹かれちゃったので、こちらも注文することに。

 黒の方はワインメニューのみとなっており、夜の利用にもぴったりな内容となっています。

◆カツオたたき&もちもち食パンを使ったツナサンド&可愛い「ウフマヨ」

自家製ツナサンド(880円)は「229」の一押しメニューのひとつ。ツナはカツオたたきのコンフィ(低温油で食材をゆっくり煮る調理法)で作られていて、香ばしい匂いが食欲をそそります。口に運ぶと、カツオの味が生き生きとしていて非常に美味!

 具材を挟む食パンはモッチリした食べ応えで、こちらもカツオに負けないくらいパン自体の風味がしっかりしていることに驚きました。秋葉原近くのパン屋さん「ヴェルデレガーロ」から仕入れているそうです。チェダーチーズのコクやハラペーニョの辛味もツナ&パンにマッチしており、なかなか他では味わえないレベルの美味しさ。素直に「食べて良かった!」と思える一品です。

 ウフフな名前のウフマヨ(660円)は、半熟卵+粒コショウのトッピングが可愛らしい一皿。半熟具合もトロリとして食べやすいです。

 マヨネーズソースは酸味の中にほんのり甘味も感じられる、クリーミーな味わいが特徴。レシピはチーズや砂糖も加えられているそうですが、詳細は秘密とのこと。気になりますね…!

 食後にはホットのブレンドコーヒー(670円)をいただきました。山梨県北杜市のコーヒー屋さん「yori」とのコラボで、「229」オリジナルのブレンドとなっています。

 酸味と苦味が穏やかで、温度が変化してもゆったりと飲んでいられる味わいです。

◆ギャラリー&ヘアサロンも匠のリノベ空間設計

 食事を終えた後、店員さんに地下ギャラリーをオススメされたので行ってみました。

ギャラリーはブラックを基調としていて非常に物静か。写真の個展などをゆったりと見学できます。

 外光を採り入れていた1階とは対象的に、外のことを気にせずにじっくり作品と向き合えそうです。

 打って変わって、2階のヘアサロンは白一色のとても明るい空間。ここでの美容体験も、一度は試してみたいと感じる方は多いかも知れません。

 「229」は店員さん達も非常に親切で、ゆるくて柔らかい印象を与えてくれます。お店全体の雰囲気が非常にゆったりとしており、食材と調理に手間をかけた味わい深い料理を楽しみつつ、自然と長居したくなるような場所になっています。

 新御徒町駅から徒歩1分というアクセスの良さも好印象。昼下がりにのんびり過ごしたい時は、ぜひ「229」で心地よいひとときをお楽しみください。

229/※Rettyページ
【住所】
東京都台東区台東4−24−2
【最寄駅】
都営大江戸線・新御徒町駅A2出口から徒歩1分。
【営業時間】
日〜木:12:00〜20:00
金・土:12:00〜21:00
【休業日】
なし
【ジャンル】
カフェ
【リンク】
公式ホームページ
Instagram

街歩きWebライター(東京都台東区)

カフェ・居酒屋探し、博物館・美術館見学、銭湯巡りや寺社探訪など、都心部の街歩きが大好き!特に都内で暮らし始めた頃に住んでいた浅草近辺、博物館・美術館が沢山ある上野界隈など、台東区内を月に2~3回は散策しています。東京23区でも面積最小ながら、歴史と見所が詰まった台東区の魅力を積極的に発掘・発信していきます!

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