やっている人は今すぐやめて!掃除のプロが教える「お風呂掃除のNG行為」3つ
暑い夏でも、湯船にゆっくり浸かると、やはり疲れの取れ方が違いますよね。気持ちよくお風呂に入るためにも、いつも清潔にしておきたいところですが、間違ったやり方で掃除をすると、逆に汚れがひどくなったり、破損の原因になることも。意外と知らない「お風呂掃除のNG行為」を、お掃除スペシャリストが解説します。
NG行為⒈カビをゴシゴシこする
お風呂掃除で厄介なのが、「黒カビ」。憎さのあまり、ついゴシゴシと力を入れてこすっていませんか?じつは、それはNG行為。カビの胞子をまき散らすことになり、むしろ逆効果なんです。
まき散らされた胞子はその場所でまた芽を出し、どんどん増殖。さらには、力を入れてこすることで素材に傷がつき、カビの根が入りこむと、しつこいカビの原因になることも。せっかく掃除をしたのに、すぐにまたカビが生えてしまうのは、ゴシゴシ掃除が原因かもしれません。
カビは力ずくではなく、洗剤の力を使って落としましょう。しっかり乾いた状態で洗剤をかけ、時間を置いて内部まで浸透させます。ラップでパックをするとさらに効果がアップしますよ。しつこいカビをこする場合も、力を入れすぎないように注意してくださいね。
NG行為⒉窓を全開にして換気する
お風呂場の換気をする際、窓や扉を全開にしていませんか。じつはそれもNG行為。カビの予防に換気は大切ですが、間違ったやり方では効果が半減してしまいます。お風呂の扉に通気口がついている場合は、窓も扉も閉めた状態で換気扇をまわすのが正しいやり方です。空気の通り道ができて、効率よく換気できますよ。通気口がない場合は、扉を少しだけ開けて換気扇をまわしてくださいね。
NG行為⒊なんでも分解して掃除する
SNSでよく見かける、扉や浴槽エプロン(浴槽の側面を覆うカバー)を外しての「分解掃除」。掃除テクとして紹介されていますが、これもNG行為です。
筆者宅は一般的なユニットバスですが、扉には「緊急時以外に触れないでください」のシール。浴槽エプロンの取説にも「水漏れやケガの恐れがあるので外さないでください」と明記してあります。素人判断で分解するのは危険。正しい掃除法で、お風呂のキレイを保ちましょう。
◎正しいカビ掃除の方法はこちらの記事で紹介しています。知らないと逆効果!掃除のプロが教える「カビ掃除の間違い」とは
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※洗剤は、使い方と使用上の注意をよく読んでご使用ください。