春爛漫!紅色の木瓜(ボケ)の花咲く境内でお花見はいかが?桜の花との共演も必見!
今年の桜はのんびり屋さんだ。
待ちに待った東京の桜の開花発表は、2012年以来12年ぶりの遅さだという(気象庁より)。
いつも駆け足で去っていく春を一日でも長く楽しみたい。
桜の下でお花見をするのも良いが、満開の木瓜(ボケ)の花を愛でるお花見もまた良いものだ。
群馬県太田市に鎮座する冠稲荷神社。
境内に咲く『冠稲荷の木瓜』は今まさに見頃を迎え、訪れる人々に一足早い春を届けている。
この時期、境内では寒緋桜や水仙、雪柳など、春の花たちの共演がとても美しい。
桜の花が見頃を迎えるのはもう少し時間がかかりそうだが、その前に木瓜の花のそばでお花見はいかがだろう。
輝く紅色の花!群馬県指定天然記念物『冠稲荷の木瓜』の魅力
樹齢400余年、500株の木瓜が集まって成る『冠稲荷の木瓜』。
四季折々の自然が美しい冠稲荷神社の境内で一際目を引く存在だ。
なにより美しいのはその花の色だろう。
紅色の花弁が陽の光に照らされて、春風に揺られながらキラキラと輝く姿は思わずため息が出るほど美しい。
心安らぐ境内で心身ともにリフレッシュ!冠稲荷神社の魅力
冠稲荷神社の境内は広く、『冠稲荷の木瓜』以外にも多くの見どころが存在する。
今回はその一部をご紹介したい。
鮮やかな朱色の社殿群と美しい彫刻
現在の本殿は1690年に再建されたもので、色鮮やかで繊細な彫刻がとても美しい。
本殿には御祭神である宇迦之御魂大神(ウカノミタマノオオカミ)、天照皇大御神(アマテラススメオオミカミ)他十八柱の神様が祀られている。
主祭神:宇迦之御魂大神
御神徳:開運、生命守護、衣食住、厄・方位除
冠稲荷神社は平安時代(1125年)、源義国公創建と伝えられる源氏ゆかりの御社である。
『冠稲荷の木瓜』とともに鎮座する「実咲社(みさきしゃ)」
実咲社(みさきしゃ)には縁結びや子宝、安産、子育て、健康、所願成就を願う多くの人々が訪れる。
神様の使いである神狐たちの愛らしさもまた魅力だろう。
お白狐をお祀りする「白狐社」
白狐社には一年以上お祀りしたお白狐が奉納される。
稲荷神のお使いであるお白狐の数と存在感に圧倒されるスポットだ。
可愛らしい御朱印やおみくじにも注目!
冠稲荷神社の狐が描かれた御朱印はとても可愛らしい。
季節限定など数種類の御朱印から選ぶことができるので、参拝や旅の思い出に受けてみてはいかがだろう。
最後に
四季折々の花が咲く美しい境内には、敷地内にある幼稚園に通う子どもたちの元気な笑い声も聞こえ、明るい気持ちにさせてくれる。
冠稲荷神社を訪れたのは3月21日、『冠稲荷の木瓜』はすでに見頃を迎えているようだったが、まだ蕾も多い印象だった。
これから枝垂れ桜などが開花すれば木瓜の花との共演を楽しむことも可能だ。
春爛漫な風景を観に冠稲荷神社を訪れてみてはいかがだろう。
【基本情報】
冠稲荷神社
住所:群馬県太田市細谷町1番地
アクセス:
・お車の場合
北関東自動車道「伊勢崎IC」より約25分
北関東自動車道「太田桐生IC」より約25分
東北自動車道「館林IC」より約40分
東北自動車道「佐野藤岡IC」より約45分
関越自動車道東「松山IC」より約40分
・電車の場合(駅からタクシーを利用)
東武伊勢崎線「太田駅」より約15分
東武伊勢崎線「細谷駅」より約5分
※「細谷駅」にタクシーは常駐していないためご自身での手配が必要です。
JR「熊谷駅」より約40分
駐車場:有(無料)
※場所などの詳細は公式サイトをご確認ください。
祈祷受付時間:9:00~17:00
冠稲荷神社公式サイト
冠稲荷神社公式Facebook
冠稲荷神社公式Instagram
【参考資料】
冠稲荷神社公式サイト
冠稲荷神社配布パンフレット