日本最古の城、松本城に魅了されて~城下町で出会った秋の訪れとご縁~
松本城を初めて訪れたのはまだ学生だった頃。研究室の友人たちと長野県を旅したときのことだった。
晴天の下、漆黒の外観と朱色の橋、そして堀を泳ぐ2羽の白鳥がとても美しく印象的だったのを覚えている。
その後も松本の近くを旅するときは毎回訪れてきた松本城であるが、何度訪れても飽きることなどない。むしろ、その美しさと荘厳さを改めて感じ、感動してしまう。
今回はそんな松本城と、秋の訪れを感じる城下町を歩いてご縁のあった神社、松本神社と四柱神社をご紹介したい。
松本城
松本城は現存する五重六階の天守としては日本最古の城である。
その築城は1593年頃とされ、天守閣内部の資料を見ながらその歴史に思いを馳せる。
松本城の外観が漆黒の印象が強いのは、外壁面上の板に塗られた黒漆によるものだ。
信州を訪れた際にはぜひ松本城にも立ち寄って、その重厚感ある美しい姿を観て欲しい。
松本神社
松本神社は郷土祭展の神、縁結びの神として信仰され、松本城にゆかりのある神社である。
前進は暘谷(ようこく)大神社。
その後、今宮八幡宮、片宮八幡宮、共武大神社、淑慎大神社、若宮八幡宮を合祀し、名称を松本神社と改めた。
松本城のすぐそばに鎮座しているため、併せて立ち寄りたい。
四柱神社
四柱とは、
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
天照大神(あまてらすおおみかみ)をさす。
すべての願い事が叶う「願いごとむすびの神」として全国から崇敬される。
周辺には飲食店も多く、たくさんの観光客で賑わっているにもかかわらず、どこか厳かで静かな空気を纏っている神社である。
最後に
松本を訪れたのは10月中旬頃。すでに街中にも秋が訪れ始めていた。
信州を旅する際には松本にも足を延ばし、松本城とその城下町をゆっくりと巡ってみてはいかがだろうか。
【基本情報】
松本城
住所:長野県松本市丸の内4-1
アクセス:
・電車の場合
JR篠ノ井線「松本駅」下車徒歩約20分
・お車の場合
長野自動車道「松本IC」から国道158号を松本市街地方面へ向かい約3.5km(約20分)
※詳細は公式サイトをご確認ください。
営業時間:8:30~17:00(最終入城は16:30)
※営業時間は時期により変動あり。
休城日:年末(12月29日~31日)を除き無休
入場料:大人700円、小・中学生300円