ごぼうは「皮をむかないでください!」栄養士が必死にお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です!
食物繊維が豊富なごぼうは、便秘を改善したり、大腸がんを予防するなどさまざまな健康効果があることが知られています。
そんなごぼうですが、土や汚れがついてるからといって皮をむいていませんか?
実はそれ…今すぐやめてほしいんです!!
今回は栄養士が「ごぼうの皮をむかないでほしい理由」を詳しく解説していきたいと思います。興味がある方は最後までお付き合いくださいね。
今回の目次
1 ごぼうの栄養について
2 保存方法・選び方
3 ごぼうの皮をむかないでほしい理由
4 最後に
1. ごぼうの栄養について
ごぼうは不溶性食物繊維リグニンと水溶性食物繊維イヌリンを同程度含んでいます。不溶性食物繊維リグニンには腸内環境を整える働きがあり、便秘改善効果が期待できます。
水溶性食物繊維イヌリンには血中脂質を下げる働きがあり、糖尿病を予防する効果が期待できます。
2.保存方法・選び方
【保存方法】
・泥付きのものは新聞紙で包み、根が下になるように立てて野菜室で保存する。
・洗ってあるものは軽く湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋にいれて野菜室に立てて保存する。
*どちらも大きい場合は切ってから野菜室に入れましょう。
【選び方】
・太さが均一でまっすぐ伸びているもの
・土がついているもの(日持ちします)
・ひげ根の少ないもの
・ずっしりと重いもの
3.ごぼうの皮をむかないでほしい理由
お待たせしました!「ごぼうの皮をむかないでほしい理由」を詳しく解説します。
その理由は、ごぼうの皮の部分に栄養・旨味・香りがあるから
実は、ごぼうの皮にはポリフェノールの一種のクロロゲン酸が含まれていて、体内の酸化(老化)を抑制する働きがあります。また、ごぼうの香りや旨味は皮の部分に多く含まれるので、料理の仕上がりも皮つきのほうが◎
そのため、ごぼうは皮をむかず、ふきんやアルミホイルで泥や汚れを落として、独特の香りや味わいを楽しむのがいいでしょう。
有効成分を逃さないように、アク抜きは短時間にするのも重要です。
4.最後に
いかがだったでしょうか。
ごぼうは泥や汚れがついているので、皮をむく方が多いと思いますが、実は皮には栄養成分がたっぷり。
ごぼうの有効な栄養成分を逃さないためにも、皮はむかず、ふきんやアルミホイルを使って泥や汚れを落とすだけにしましょう。