博多ラーメンのリーディングカンパニーご出身の店主が独立して選んだのは〈こだわりの味噌ラーメン専門店〉
今から約2年半前の2021年12月に創業。福岡県春日市須玖北に店舗を構える〈博多文福〉。福岡ではめずらしい「味噌ラーメン」の専門店になる。福岡県福岡市南区の「井尻六ツ角」交差点から比較的に近い場所で、春日市の須玖交差点方面へ進むと5分ほどで到着する。店頭には広々とした専用駐車場もあり家族連れやグループでも安心して訪問いただける。
店舗入口に掛かる世界地図の暖簾
入口には白地の暖簾に「HAKATA BUNPUKU」の文字とともに「世界地図」があり、前職(博多ラーメンを牽引してきたリーディングカンパニー「一風堂」のご出身)で担当されていたという海外進出の各拠点の地名(アメリカのニューヨークからオーストラリアのシドニー、イギリスのロンドンからアジア、日本へ)とともに矢印でつながる移動の歴史とその展開が描かれたデザインになっている。
味噌ソムリエの店主からの新たな提案
一般的なラーメン店とは違った味わい方を楽しめるお店の〈博多文福〉。食券を購入する券売機上には、こんな表記がある。『当店はあっさり味のみそらーめんです』という文言から始まり『濃い味がお好きなお客様は「こってり味噌(+50円)」がおすすめです。』とあるように、まずはベースのスープのやわらかな味わいを楽しんでいただくために、あえてあっさりとした味に設定されているのと同時に味噌も丼碗の底に配しているので徐々に溶かしながら、その味わいを深めていくというこだわりの流れから。この所作については配膳時にお店の方からのレクチャーもあり、その流れを理解できるという〈博多文福〉ならではの味噌ラーメンの楽しみ方を体感することができる。
2種類の麺から選べるのも楽しみの一つ
麺は、味噌ラーメンらしい「太麺」と博多のお店らしい「細麺」の2種類から選べるのが嬉しい。さらに「替玉」もできるので一度で両方楽しむことも可能。だけどスープが冷めてしまう可能性もあるので〈博多文福〉としてのおすすめは「麺多め(+50円)」での注文。その「麺多め」はダブルまでがバランスがいいそう。
人気No.1の「味噌コーンバター」を選択
この日は、久しぶりの訪問なので、あらかじめメニューを決めて来店。到着時刻は11時半頃で、専用駐車場にもまだ余裕がある。その後、来客が徐々に増えるタイミングで運良く並ぶことなく店内へ。券売機では迷わず人気No.1の「味噌コーンバター」に、ぜひおすすめしたい「辛味噌」をトッピング。
広々とした店内奥のテーブル席へ案内され着席した後(スタッフの方に食券を渡す時に)麺の種類は「細麺」を選択。待つことしばしで配膳された「味噌コーンバター」に辛味噌をトッピングした一杯は、最初は味噌の軽やかな感覚のスープと細麺の味わいを楽しみつつ、途中から丼碗の底の味噌を徐々に混ぜながら濃さを増幅させる。さらに辛味噌も上から同時に少しずつ混ぜることで、味噌の新たな旨味と辛味を同時に堪能できる至福。最初はあっさりなスープから徐々に味わい深くなる奥ゆきを楽しめる逸品で辛味噌の刺激がベストな一杯。大変美味しくいただきました。
こども食堂を兼ねた地域への貢献
入口には、このようなメッセージを記した一文が貼られ「こども食堂」を兼ねた地域貢献活動もおこなっている。