まるで和紙「こあき」津軽の林檎がぎゅっと詰まった極薄のお煎餅はお土産の好適品
初夏から夏にかけて、夏季休業やお盆にむけて出張や移動等が増えるという方も多いのではないでしょうか?私もたまに新幹線に乗車すると、昨年の同時期に比べてかなり乗車率が上がったような気がするだけではなく、デスクワークに特化した車両が設定されていたりと驚くこともしばしば。
そんなとき、出張先から手ぶらで戻るというのも気が引けるという場合はありませんか?けれども、かさばるものや重量のあるものは避けたいところ。特に夏場はゼリーなど、数を重視するには難しいところもあるかと思います。
そんなとき活躍するのが干菓子。特にお煎餅のような個包装かつ軽量のものは持ち運びしやすい!
今回は、青森県弘前市の銘菓「こあき」をご紹介。
しかないせえんべいという小麦粉や卵を使用した甘いお煎餅を中心としたお店が製造なさっており、特徴はなんといってもこの薄さ。やや厚みのある名刺や和紙よりも薄く、温かみのある色合いながらも非常に繊細。
そして目を引くのが、中心に花開く林檎。こちらは青森県は津軽地方の美味しい「ふじ」を中心とした林檎を使用し、その季節にあわせて「紅玉」や「つがる」といったその時美味しいものを選別。
さらに、品種や気温、湿度などによってもその仕上がりが柔らかくなったり色が強く出てしまったりと、一筋縄ではいかないとのこと。毎回毎回生地や林檎に真摯に向き合い、その素材の特性と環境を考慮しながら焼き上げていくという、熟練の技をもってしても非常に手間暇のかかるお菓子。
その食感は、パリンという非常に軽やか。すぐ後を追うように、凝縮された林檎のフルーティーな香りが鼻のあたりにふんわりと広がります。見た目と存在感の差に驚くかもしれません。
生地にも林檎が配合され、さらに卵やお砂糖のほっとする甘味は噛みしめるほど口の中に充満し、ささくれた心をそっと撫でてくれるような安らぎを覚えます。
個包装というのも嬉しいのですが、こちらは2枚入りで焼く50kcalという低カロリーなのも魅力的。ちょっとしたおやつに、口さみしい時に何か飲み物と一緒に召し上がるには丁度良いボリュームなのではないでしょうか。
素朴な見た目といえども、そこには想像を超えた拘りや技術が詰まっているお菓子。
ぜひ弘前市へ赴いた際には、お土産候補のリストに加えてみては。
こちらはオンラインストアからも購入可能となっております。