新デザインのパッケージ!「ノースマンかぼちゃ味」でほくほくの北海道の秋の恵みを先取り
北海道といえば…皆さんはどんな銘菓を思い浮かべますか?函館、札幌、小樽などそれぞれ異なる魅力の観光地にて様々なお土産を購入なさると思いますが、いくつかぱっと頭に思い浮かぶ銘菓があるのではないでしょうか。私もいくつかあるのですが、その中のひとつを生み出したお店が、数年前に創業100周年を迎え、その銘菓のパッケージを一新したのです。
創業1921年、北海道札幌市に本店を構える「千秋庵」さん。千秋庵、という名前ではもしかしたら馴染みの薄い方もいらっしゃるかと思いますが、パイ生地の中にあんこを包んで焼き上げた銘菓「ノースマン」を世に送り出した会社です。
ノースマンの誕生は1974年、間もなく誕生50年を迎える和洋折衷の銘菓です。そのノースマンのパッケージがリニューアルし、ノルディック柄を連想させるような和モダンテイストかつ温もり漂うデザインへと進化を遂げました。
さて、今回はそのノースマンの季節限定のお味の中でも人気の高い「ノースマンかぼちゃ」をご紹介。
意外や意外、かぼちゃの野菜としての味わいが濃厚で嬉しい驚き!百層以上折り重ねているパイ生地の仄かな塩気と、バターやマーガリンのまろやか双方がしっかりと輪郭を保ってお菓子に作用していることにより、単調な味わいではなくリッチなテイストに。それでもあくまでお菓子として感じられるのは、パイ生地の薄さと口の中でかぼちゃ餡とスムーズに一体化するからではないでしょうか。
かぼちゃ餡もお砂糖の甘味に頼りすぎることなく白餡の存在感も感じられるものの、あくまでほくほくとした素朴な風味を保つという堂々とした印象。甘くて満足、ではなく、かぼちゃを味わえて満足、という食べ心地でした。
パイ生地を使用したお菓子は洋菓子としての要素が強くなりすぎてしまうものもありますが、こちらは素朴ながらも上品な味わいとなっており、大人な和洋折衷のお菓子という印象でした。残暑厳しい季節ではありますが、北の大地から秋の訪れを銘菓で教えてもらったような気がします。