大きな潮目の変化と備えについて
iPhoneでは「スクリーンタイム」という機能で、どのアプリをどれだけ使用したか、という統計情報をユーザーに提供してくれる。短い夏休み、デジタルデトックスに取り組み、スクリーン使用時間は実にマイナス83%と、成果を挙げることができた。
ただ、大学生に聞けば『スマホを生活から取り除く』ことなんてあり得ないと言う。依存症でも何でもなく、もともとスマホを基盤に生活が成り立っているからで、スマホデトックスができる時点で、世代の差を痛感せざるを得なかった。
引き続きスマホは生活の中心になるが、iPodがアプリ化・サブスクサービス化してiPhoneに備わったように、iPhoneの役割の大半も、機能として残るが将来、何か別のデバイスにバーチャルに内包されることになるだろう。その最も有望な候補は、筆者のデジタルデトックスを成功させた最大の功績者であるApple Watchではないだろうか。
とはいえ、そうなるのはまだ先の話になりそうだ。
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