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ツアー選手もチェックしている!短いパットの1パットの確率を上げるためのポイントとは【ゴルフ】

野洲明ゴルフ活動家

ショートパットの1パット率

簡単に入りそうで入らないのがショートパット。400ヤードほど遠くから4打前後でカップまで残り1.5メートルのところまできても、その1.5メートルは意外に遠い。

平均スコア90のゴルファーといえば、一般ゴルファーの中では高いレベルにあるといえる。そんなレベルのゴルファーですら、カップまで1.5メートルのところから1パットでカップインできる確率は50%というのが現実だ。

どうすればショートパットの1パット率を上げることができるのだろうか。

出典:ゴルフデータ革命
出典:ゴルフデータ革命

アドレス時のボールの位置

まずチェックするべきはアドレス。アドレスだけでもチェックするべきポイントはいろいろあるが、今回はボールの位置に注目したい。

ボールの位置の基準は左目の真下。この位置からあまり外れないようにすることで、正しくフェースの向きをセットし、ストレートに近い軌道(※)で安定してストロークしやすくなる。

※厳密にいえば、パットもストレート軌道(一直線なヘッド軌道)が基準ではない。わずかにアークを描く軌道が基準になる。

アドレス時の左目の下がどこなのかは、アドレスしてから左目の下にパターをつり下げたり、左目のすぐ下からボールを落とすことで、確認することができる。

また、パッティングミラーを使っても確認することができる。アドレスして鏡に映る目の位置がボールの真上(ラインの真上)にきている状態が基準となる。ツアー選手がよく使っている練習器具だ。

「打ち方」の前に「構え方」

ボールの位置の確認や調整を行う場合、アドレス時のバランス維持がポイントになる。無理やり上からのぞきこんだり、前傾角度を浅くしてボール位置が左目の真下にくるように調整すると、アドレス全体のバランスが崩れる可能性があるので注意が必要だ。

ショートパットは距離感だけでなく打ち出し方向の精度が求められる。だからといって、クラブヘッドの軌道やフェースの向きばかり気にしても1パットの確率は上がらない。

バランスの良い姿勢で左目の真下にボール。「打ち方」の前に「構え方」の基準をおさえて、スコアメイクのために非常に重要なショートパットのスキルを向上させたい。

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ゴルフ活動家

スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

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