【東京都台東区】希少革のキラキラ&オンリーワンな財布に会える!蔵前のエキゾチックレザー店「リボーン」
台東区はレザークラフト(皮革工芸)の長い伝統&技術が息づく街です。特に浅草〜蔵前のエリアは革製品を扱うショップ・工房が多く、さながらレザークラフトのストリートギャラリーのよう。
その中でも、「こんなスゴイ場所があったの?」と驚くような個性派の革製品店が蔵前にあるのです!
入口を示すのは雑居ビルの控えめな看板のみ。
ビルに入って階段を上った先の2階には、隠れ家のようなミニ店舗「リボーン」があり、エキゾチックレザー(希少皮革)を使った逸品たちが所狭しと並んでいます。
見たことないような珍しい皮革を使い、一級の職人さんが手作りした財布や日用品ばかりで、目移りしてしまうほど。自分だけの逸品が欲しい、という本物志向のあなたにこそピッタリですよ!
◆エキゾチックレザー自体も、取り扱うお店も貴重
エキゾチックレザーとは、通常の牛革などとは一味違う、ちょっと変わった生き物たちの皮革のこと。主に爬虫類が中心ですが様々な種類があり、例えばヘビ革なら陸生・海生のものなど数種類があります。他にはサメやエイなど魚類、ダチョウなど鳥類、アザラシなど海獣、中には国内で殆ど流通していない非常にレアな生き物の革も。
こうした特別なエキゾチックレザーを取り扱う専門店が「リボーン」です。
日本国内ではエキゾチックレザー自体の流通量が少なく、都内の取扱店も数えるほど。そうした中にあって、「リボーン」で触れられる皮革や製品のボリュームには、マニアの方でなくとも圧倒されるはずです。
◆注目商品山盛り、マニアでなくとも買いたくなる
このお店では右を向いても左を向いても、エキゾチックレザーの名品ばかり。その中でも特にオススメのアイテムを、店主さんにセレクトしていただきました。
①リボーンウォレット
革命的な構造の長財布で、財布の前面と後面を分離できるのが魅力です。店主さんいわく「生物の進化の過程を辿ったら2つに分かれるようになった財布」とのことで、熱いインスピレーションが込められていることが窺えますね。
同型の財布を複数持っていれば、その2乗分の組合せが広がり、その日の気分やコーディネートに合わせて様々なカラーリング・質感にカスタマイズできます。現在は69種類あるので、計算上は4,761通りの組み合わせが可能!また、分離した状態ではカード6枚と紙幣を入れられる厚さ5ミリの極薄財布としてもお使いいただけます。
この設計・アイディアを店主さんは2014年に特許申請しましたが、実際の特許取得までに、様々な苦労と多くの方々の協力があったそう。財布の分解・組み立ての様子は、お店のTwitterでも公開されていますので。興味ある方はご覧になられてはいかがでしょうか。
②パイソン迷彩柄フォックスウォレット
ワイルドでロックな雰囲気を持つヘビ革の長財布です。裏側や内側も含め、留め金の一部を除いて全て革で作られているため、非常に頑丈。
また、カード入れ部分のデザインがユニークで、財布を開いたときカードが扇状に広がるよう工夫されています。
③ハープシール(アザラシ革)箔押し製品
流通量が制限されていて貴重なハープシール(アザラシ革)に、光沢の箔を押し当てた製品。角度を変えると革の表面がキラキラと星空のように輝き、大いにSNS映えしそうです。
台東区の工房と交流がある墨田区の皮革加工業者さんが手がけた逸品で、柔らかい皮革に高圧で箔を圧着しているそうです。区を跨いでの、職人さん同士の交流・親交の証とも言えますね。
ちなみに、上の写真が加工前のハープシール。このマットな色合いが、職人の手にかかればキラキラで色鮮やかになるのだから驚きです。
店内には他にも魅力的な商品ばかり。30点以上のパーツを使った製品や、カードの収容力に工夫が施された商品も。いずれも台東区の皮革職人の技が光る、匠の一品揃いです。
◆店主さんのサービス精神が非常に旺盛!エキゾチックレザーへの熱い思い
このお店ではエキゾチックレザー自体に加えて、店主さんのフランクなトークも魅力。初めてエキゾチックレザーに触れる方でも、とても丁寧で分かりやすく案内していただけるので、迷うことなく希少皮革の世界に浸れます。
動物種ごとの革の個性を教えてくれるだけでなく、エイの革の堅さや、撫でる方向によって感触が変わるヘビ革なども、実際に触らせてもらえます。加工前のザラザラ・ゴツゴツな皮革と、加工後の滑らかスベスベな皮革との違いもダイレクトに感じられ、劇的ビフォー・アフターに誰もが驚くのでは。新しい発見が盛り沢山です。
このお店の背後には、長い歴史と情熱が詰まっています。店主さんは以前から強い熱意を持って皮革製品を扱われており、2016年に蔵前近くで合同会社リボーンを立ち上げ。そして2019年に現在のお店をオープンさせました。台東区議会の議員さんが来店されたこともあるなど、現在では区内でも特に高評価を受けているお店の一つ。名古屋在住の方がわざわざ出張して商品を買いに来たり、熱心なファンの方々もいらっしゃるそうです。
台東区では地場産業のレザークラフトを今以上に後押しする活動があり、その一環として「NY・ブルックリンのような職人と工房の街≒東京のブルックリン」としてPRしているとのこと。蔵前がブルックリンに例えられていること自体はマスメディア等で有名ですが、それはリノベーションカフェ等だけを指している訳ではないのです。
お店の商品は全て、三ノ輪在住の方などをはじめとして区内の熟練した職人さん達の手作業によるもの。ものづくりの全工程を東京の職人が手がける、本当の意味での「made in Tokyo」普及を店主さんは目指されているそうです。
◆台東区らしいクラフトマンシップと、お店独自の強い拘りが光る
「リボーン」で取り扱っているエキゾチックレザーの商品は、熟達した職人さんたちが一つ一つ丹念に手がけた名品ばかり。長く使えば使うほど、その風合いが増し、日常の中でより手に馴染んできます。それはまるで私たちの生活スタイルに寄り添い、共に成長してくれるかのようです。
このお店の製品は、一級品ゆえに価格もそれなりですが、それだけの価値は十分以上に感じられます。あなたが自分自身のために個性的なアイテムを選ぶのか、あるいは大切な人への贅沢なプレゼントを探すのか。選び方は無限大です。