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【京都市伏見区】お稲荷さんの商店街にある茶の間で一服できる老舗お茶専門店の抹茶ソフトがめちゃ美味い!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

【昭和男子京の商店街を歩く 稲荷繁栄会編】 

 全国に三万社あるともいわれ、日本全土で老若男女を問わず親しまれている「お稲荷さん」。その総本宮が京都の伏見稲荷大社です。外国人観光客や修学旅行生にも一番人気の神社でもあります。2024年4月28日、そのお膝元にある商店街「稲荷繁栄会」を訪ねてみました。

 稲荷繁栄会は六十余年の歴史を持つ老舗商店街です。生活・日用雑貨から食料品、カフェなどが軒を連ねています。京阪電車伏見稲荷駅を降りると、魔よけの炎を表す朱の鳥居を模した駅舎を降りて、伏見稲荷大社へと向かいます。しばらく行くと「逆さにしても落ちないソフトクリーム」が超人気の「手づくり工房 京豆庵」(外部リンク)があります。

 この店は、鈴鹿水系の豊かな水に恵まれた滋賀県甲良町の澤農園のこだわり国産大豆を使用して、他にも豆乳アイスや豆乳プリン、豆乳ドーナツなど店主自慢のデザートが大人気です! すぐそばに極密熟成焼き芋テイクアウト専門店「芋ぴっぴ。」(外部リンク)がありました。サツマイモを熟成させる際に、最も極上品を生み出すとされる温度13度、湿度85%以上に徹底してこだわり、三か月かけて熟成した焼き芋です。あふれ出る蜜芋のしっとりとした甘みがたまりません。

 「焼き芋ブリュレ」や「1mm絹糸の紫芋とアイス」、「焼き芋ハニーバター」などスイーツとしても大人気です! べっぴんさん揃いと評判の若々しいスタッフさんたちも華を添えています。「京仏具はなびし」や銘菓稲荷煎餅を昔ながらの製法で手作りする「松屋」を横目に、ちいかわもぐもぐ本舗京都伏見店とほっこりとした新食感の栗の「焼ポン」で知られる「京丹波」の間を通って、稲荷新道の鳥居前を本町通の方へ入りました。

 門前の喧騒とは打って変わって、静かな通りです。宇治茶専門店「大谷茶園」を訪れました。店内に入ると茶の間があって、大勢の人が抹茶や和紅茶とケーキなどで一服しながらくつろいでいました。茶箱のテーブルの上に良い感じの和風呂敷が敷かれています。店主の大谷英之さんに伺うと、抹茶盌(わん)を包んで野外へ持ち出し、風呂敷を広げて抹茶を一服する時にお茶室気分が味わえる大谷茶園のロゴマーク入りのミニ風呂敷なのだそう。これ、いいですね!

 「大谷茶園」は、創業明治42年、緑茶製法発祥の地現在の宇治田原町にて創業、115年目になる老舗です。戦後、現在の伏見稲荷に卸小売店を開業。英之さんで4代目となります。もちろん、宇治茶の種類も豊富ですが、自家焙煎のほうじ茶も人気が高く、特に雁ケ音ほうじ茶は「浅煎」と「深煎」があります。深煎焙煎雁ケ音ほうじ茶は水出しでも香り良く深い味わいで、特にこれからの季節にお薦めです。

 世界からリピーターが訪れるという、お茶の専門店がこだわり抜いた「大谷茶園自家製宇治抹茶ソフトクリーム」は超人気。店内に置いてある玄米を掛けて食べると、癖になる食感と風味でめちゃ美味。もう1個食べたくなる味です。

 最近は、小学生の子どもさんがストレートでも飲める程飲みやすい和紅茶が人気なのだそう。「稲荷繁栄会」の参与も務める英之さんは、「昔は商店街の中で子どもたちが守られて育つ環境がありましたよね。観光の人も地元の人たちも気軽に訪れてくつろげるような通りにしたいな」と語ってくださいました。

 常滑急須などの茶器も充実しています。特に有名な南部鉄瓶が人気で、最近は従来の物に比べ底の仕上げが平たく分厚く作られたIH対応の逸品も多くあるそうです。

 伏見稲荷大社に来たら茶の間で一服しにぜひ立ち寄ってみてください!

「大谷茶園」(外部リンク)京都市伏見区深草稲荷榎木橋町29 075-641-2581

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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