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オズーナがホームランを打ち、トップの大谷に少し近づく。打点はオズーナが少し差を広げる

宇根夏樹ベースボール・ライター
マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)Jun 28, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 7月10日、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、シーズン24本目のホームランを打ち、74打点目と75打点目を挙げた。オズーナのホームランはナ・リーグで2番目に多く、打点はトップに位置している。

 この日、ナ・リーグ本塁打トップの大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、ホームランがなく、大谷とオズーナの差は、前日時点の5本から4本に縮まった。また、大谷は、シングル・ヒットによる1打点だったので、オズーナとの差は8打点から9打点となった。

 現在、ナ・リーグの打点トップ3には、75打点のオズーナ、70打点のアレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)、66打点の大谷とクリスチャン・ウォーカー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)が並んでいる。

 この4人中3人は22本塁打以上だが、ボームのホームランは半数以下の11本だ。ボームは、二塁打が多く、両リーグ最多の31本を数える。2番目に多いのは、フランシスコ・リンドーア(ニューヨーク・メッツ)の26本だ。

 7月10日を終え、シーズン15本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
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 ア・リーグは、無風に近く、前日までに15本塁打以上の22人とも、7月10日のホームランはなかった。サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)の15本塁打到達は、7月10日だ。ダブルヘッダーの1試合目と2試合目に、ホームランを1本ずつ打った。

 なお、ア・リーグには、ともに20本以上のホームランを打っているチームメイト、20本塁打デュオが3組いる。ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジホアン・ソトが32本塁打と21本塁打、ボルティモア・オリオールズのガナー・ヘンダーソンアンソニー・サンタンダーが27本塁打と23本塁打、クリーブランド・ガーディアンズのホゼ・ラミレスジョシュ・ネイラーは23本塁打と22本塁打だ。

 ナ・リーグの20本塁打デュオは、まだ皆無。ドジャースの大谷とテオスカー・ヘルナンデスは28本塁打と19本塁打なので、テオスカーがあと1本打つと――その前に前に、ドジャースの他の選手が20本塁打に到達の可能性もゼロでないが――20本塁打デュオとなる。ダイヤモンドバックスとフィリーズは、あと2本だ。それぞれ、ウォーカーとケテル・マーテイが22本塁打と18本塁打、ブライス・ハーパーカイル・シュワーバーは20本塁打と18本塁打。マーテイとシュワーバーは、7月10日に18本目のホームランを打った。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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