北九州ラーメンの雄〈久留米ラーメンを起源とする濃厚な乳化系豚骨ラーメン〉福岡市内で唯一味わえる希少店
福岡県北九州市小倉南区の「下石田」で創業した「石田一龍本店」。創業わずか十数年にもかかわらず現在そのグループは、福岡県内を中心に国内13店舗を展開する一大勢力として急成長している「北九州ラーメンの雄」。もともとはご主人のお父様がはじめられた「久留米ラーメン一龍」というお店を引き継がれ、屋号も「石田一龍」へと改名し、現在に至る。
そんな北九州ラーメンの代表格「石田一龍」が、今から2年ほど前の2022年の2月に福岡市内に進出を果たした。福岡県福岡市博多区西月隈にある〈石田一龍福岡博多店〉。福岡空港からも近く、国道3号線沿いで福岡都市高速も頭上を走っていて車でのアクセスが便利な場所。専用駐車場も14台分を完備するるなど空港や博多駅付近からレンタカーやタクシーでもそう遠くないので、北九州の本店まで行かずとも、こちらの店舗へ寄られてみるのもいいかもしれない。また、4人掛けのテーブル席が複数あり、カウンター席とあわせると30席ほどあるので、グループやご家族連れでも訪れやすい。
2本柱の「濃厚」と「屋台」の豚骨ラーメン
濃厚でトロミのある乳化した豚骨のスープが特徴的で、久留米ラーメンが源流にあることが見た目からも伝わってくる。「濃厚」と「屋台」という2本柱の豚骨ラーメンは、使用する豚骨の材料は同じながらも煮込む時間や製法を変え、前者はより濃厚な味わいに、後者は老若男女のだれもが食べやすいあっさりとした仕上がりになっているという。
10時30分開店「わずか30分を侮るなかれ」
ランチタイムのスタート時間に合わせ、開店を11時や11時30分、あるいは12時から設定するお店が多い中、10時30分の開店はピーク時の混雑を気にせず早めに訪れやすい時間帯で何気にありがたい。ラーメンやサイドメニューの提供も早く、行列が苦手な方や忙しくて待つ時間がないという方にはとても重宝するラーメン屋さん。
14時のピークを外した時間に久々の訪問
福岡市博多区の「西月隈」にある〈石田一龍福岡博多店〉。この日はどうしても「濃厚」な一杯を食べたくて、日頃は車で移動する機会の少ない平日に居ても立っても居られず予定を変更して訪れてみた。到着は14時少し前。広々とした専用駐車場は半分ほどが埋まる状況。店内に入って左手にある券売機では、黒い丼の「濃厚ラーメンの煮卵付」を迷わず発券。さらにお腹がかなり空いていたのでサイドメニューの「ミニ炒飯」も選択した。
グループやお子様連れの方々が多い印象
食券をスタッフさんに手渡し、手前のカウンター席に案内され着席。広々とした店内を見渡すと、ピークを過ぎた時間帯にもかかわらず、先客も多数で、後客も次々と訪れる人気ぶり。自身のようなお一人様も多いが、やはり車での利便性のいい場所なのでテーブル席のほうが多く埋まり、ビジネスマン風のグループやお子様連れの方が多い印象だった。
食後にも心地よい余韻の残る濃厚豚骨
待つことしばしで配膳された「濃厚」な一杯は、その名の通り濃厚でトロミのあるクリーミーな乳化系の豚骨スープ。だけど、スープをひと口飲んでみると、その印象は少し違い、まろやか中にある軽やかな口当たりで、出汁感も感じられる旨みあふれる味わい。
くさみも一切なくゴクゴクと飲みやすいスープで、ザクザクとした食感の細ストレート麺との絡み具合も抜群によく、食後の後味もスッキリとした余韻を楽しめる一杯に仕上がっている。
そのラーメンとほぼ同時に配膳された「ミニ炒飯」はパラパラとした食感でラーメンとの相性も抜群にいい。量もミニと言うよりは通常に近い感じのボリューム感で満足度も高く、とても美味しくいただきました。
特にレジャーやご旅行など、ご家族連れやグループでも訪れやすい場所であり、広々とした店内なので、安心してご訪問いただけます。機会があればぜひご堪能ください。
石田一龍 福岡博多店
住所 :福岡県福岡市博多区西月隈2-6-41[地図]
営業時間:10時30分~21時00分 ※要確認
定休日 :なし ※要確認
駐車場 :専用駐車場あり(14台分)