桜の季節が終わると芽吹きから新緑となり、本格的に山や森が色づきます。気温は少し上がるものの、まだ清々しい5月は、散歩を楽しむのにもってこいのシーズンではないでしょうか。

そこで今回は筆者の地元かつ、自然の宝庫である天白区で「初夏のおすすめスポット」をご紹介！少しマニアックなスポットもありますが、ぜひぶらりと訪れてみてください。

淡い新緑に包まれる初夏の「天白公園」

天白区のほぼ中央に位置する「天白公園」は、大根池（おおねいけ）を取り囲む3つの小山を含む総面積26.5ヘクタールの総合公園。猿投山から知多半島へと続く、名古屋・東部丘陵の豊かな自然を今に残している、貴重な場所です。

敷地は広いですが、中央の大根池を取り囲む遊歩道は、一周ぐるりとウォーキングを楽しむことが可能。一周およそ15分から20分ほどとお手軽です。また、メインエリア以外にも、竹林の小径や御犬様・中山神社などディープなスポットもたくさんあります。

お子さんと遊びつつ、少しハイキングを楽しんだり、公園の中を探検してみたり、緑が美しい初夏の季節にぜひ足を運んでみてください。

雲と空が絵になる初夏の「天白川緑道」

愛知県日進市から名古屋市を流れ、伊勢湾に注ぐ総延長約22kmの「天白川」。名古屋市内では貴重な、四季の変化を感じられるスポットです。

初夏を迎えると、桜も芽吹き緑へと変わり、河川敷の草も青々と輝き、生命力が感じられます。水の透明感にも目を奪われ、初夏には爽やかな風が気持ちいいです。

青空や雲、緑がそれぞれ組み合わさって、とても絵になる夏の風景。天白小橋から眺めた景色なのですが、通るたびに立ち止まって見入ってしまいます。

いつ訪れても雲や空の加減で、見られる景色が少しずつ変化するのも魅力です。

緑のシャワーに包まれる初夏の「植田山」

知る人ぞ知る天白区の名山「植田山」。植田山第1号線から東山公園へと抜けて、舗装路で帰ってくる周回コースを歩くことができます。

特に展望の良いポイントはないものの、野趣に富んだ里山風景が根付いているのが魅力。山頂の場所が少し分かりにくいですが、それも含めてアドベンチャー感が味わえますよ。1周1時間ほどでありながら満足度の高いコースです。

新緑の美しさは格別で、木漏れ日のトンネルや緑のシャワーが気持ちよく、気温が上がり過ぎる前の季節に歩くのが最高です。先ほどまで日常にいたのに、少し足を踏み入れるとそこは非日常。名古屋らしいハイキングの醍醐味ですね。

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