東京は真夏日から一転11月並みの寒さに、気温の激変に十分注意
上空の気温は10度から15度以上も急降下
今週は気温の激変、季節の激変に要注意です。(関連記事)
タイトル画像をみると、あす4日(火)、日本海側へ前線が南下してきますが、これが季節を分ける前線で、前線を境に夏の空気と冬の空気が衝突しています。この前線が通過し終わるあさって5日(水)にかけて、北日本を中心に気温が急降下するでしょう。
気温の激変ぶりは上空1500メートル付近の気温の予想をみれば一目瞭然です。あす4日(火)午前9時の時点で、日本付近はまだ平年より高いことを表す赤色にスッポリと覆われていますが、あさって5日(水)午前9時には一転して平年より低いことを表す青色に変わり、6日(木)にかけてさらに寒気は南下するでしょう。
札幌の予想をみると、あす4日(火)午前9時は13.7度で8月下旬並みですが、あさって5日(水)午前9時は-2.7度で11月上旬並みとなり、実に1日で約16度も急降下する予想です。
東日本や西日本でも一気に10度前後下がる所が多く、まさに前線が通過するとともに、全国的に季節は急発進することになりそうです。
関東はあさって5日(水)に季節を分ける雨
季節を分ける前線が関東地方を通過するのはあさって5日(水)になるでしょう。上図にある通り、あさって5日(水)は雨と冷たい北東風の影響で、朝よりも日中、そして帰宅時間になるほど寒さが増してくることになりそうです。
東京は真夏日から一転11月並みの寒さに
東京の時間ごとの天気や気温で見てみましょう。
あす4日(火)は晴れて正午の気温は29度と予想されており、最高気温は30度以上の真夏日が予想されています。さらにあすの午後は前線に向かって南風が吹き込むため、帰宅時間も25度前後もあり、あまり気温は下がらない予想です。
その後、あさって5日(水)昼前まではあまり気温が下がらず、25度近くで推移しますが、季節を分ける前線が通過するとともに雨が降り、風向きが北東に変わるため、気温が急降下となるでしょう。夜の帰宅時間には15度前後まで下がる予想で、朝よりも10度くらい低くなりそうです。一気に寒くなるでしょう。
寒気の流れ込みがピークとなる6日(木)から7日(金)にかけては、日中の気温も20度には届かず、11月並みの寒さが続く予想となっています。気温の激変、季節の激変に十分ご注意ください。